UREI 813Bx
¥780,000(1台、1985年発売)
解説
スタジオモニター813Bをベースに、コンシューマー用として改良が施されたフロア型スピーカーシステム。
コンシューマーモデルでは必要ないユニット保護ヒューズや警告ランプを省き、回路自体を単純化しています。
メインユニットとして813Bにも採用された801Bを搭載しています。
このユニットは、JBL 2425Hドライバーに800Hホーンを取り付けたトゥイーターとPAS社のウーファーを組合わせた同軸ユニットで、ホーンの開口部にはプラスチックユサフォームを採用し、優れた空気インピーダンスとスムーズなレスポンスを実現しています。
サブウーファーとしてJBLの2234Hを採用しています。
JBLの中でも、当時最も軽い振動板、最も強力な磁気回路を搭載しており、低音再生能力を向上させています。
ネットワークには独自のタイムアラインシステムを採用しており、ユニット間の位相差や時間差を抑えています。
エンクロージャーは板厚25mmの高密度チップボードを採用しており、内部の全コーナーは約40mm角の米松角材で補強するなど各部を補強し、ユニットから放射される音響エネルギーに対処しています。
サランネットのネームプレートは、アクリルとアルミの2種類のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 全帯域用:38cm同軸型(801B) 低域用:38cmコーン型(JBL 2234H) |
周波数特性 | 45Hz~17.5kHz ±3dB |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 101dB/W/m |
許容レベル | 150W(40Hz~20kHz、ピンクノイズ) |
外形寸法 | 幅711x高さ908x奥行533mm |
重量 | 85kg |