
UHER CR240 Stereo
¥198,000(1980年頃)
解説
CR210の基本性能を踏襲しつつ多彩な機能を搭載したカセットレコーダー。
メカニズム部の駆動モーターには電子制御DCモーターを採用しています。
さらにテープ走行メカニズムにも電子コントロールを採用することで正確な動作を実現しています。
録再ヘッドには独自に研究開発した硬質パーマロイヘッドを採用しています。
また、消去ヘッドには高消去率のフェライトコアを持ったダブルギャップ方式としています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーNRシステムを搭載しています。
3段切換テープセレクターを搭載しており、使用するテープの特性を最大限引き出すことが可能です。
Fe2O3、FeCr、CrO2の3段バイアス切換式となっています。
また、録音、再生時のイコライザー切換も可能となっています。
FETオートマチックレベルコントロールを搭載しており、自動で録音レベルを調整して瞬間のピーク成分にも対応しています。
マニュアル操作にも対応しています。
ボディにはモノコック構造のダイカストフレームを使用しており、さらにその外側をメタルでハウジングすることで堅牢な構造を実現しています。
さらにフライホイールやキャプスタンなどの重要なぶひんはダイカストフレームに固定することで耐久性を向上させています。
内部の電気的接点の全てに金メッキ処理が施されており、長期の使用でも安定した性能を確保しています。
独自のカウンターローディングホイールを採用しており、激しい振動に対しても確実に安定した動作を可能にしています。
電源部には4電源方式を採用しています。
AC電源やシガーライター、ニッカド電池、単2乾電池での使用が可能です。また、電源の切換は自動切換え式となっています。
VUとピークメーターの中間応答値を指示する録音レベルメーターと左右独立及び連動の切換が可能なレベルコントロール機構を搭載しています。
パワーアンプを内蔵しています。
メインサプライ時は1.3W+1.3W、バッテリー接続時は1W+1Wの出力が可能です。
録音レベル、バッテリーチェックメーターを搭載しています。
ヘッドホン端子及びDIN端子を搭載しています。
高感度マイクロホンを内蔵しています。
機種の定格
型式 | カセットレコーダー |
トラック型式 | 4トラック2チャンネル(DIN45516) |
テープ速度 | 4.7cm/sec |
速度偏差 | ±1.5%以下 |
ワウ・フラッター | 0.09%以下(RMS) 0.2%以下(DIN) |
周波数範囲 | 30Hz~16kHz(F32O3) 30Hz~16kHz(CrO2) 30Hz~16kHz(FeCr) |
イコライゼーション | Fe2O3/CrO2/FeCr(自動切換) |
S/N比 | Fe2O3テープ:58dB以上(DIN) 65dB(ドルビーオン、DIN) CrO2テープ:59dB(DIN) 66dB(ドルビーオン、DIN) FeCrテープ:59dB(DIN) 66dB以上(ドルビーオン、DIN) |
消去率 | 70dB以上(CrO2テープ) |
録音バイアス周波数 | 100kHz |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.2mV~20mV/3kΩ Low aux:1.5mV~150mV/10kΩ High aux:75mV~5V/470kΩ |
出力レベル/ | Line:775mV(0dB)/600Ω Headphone、Speaker:2V/8Ω~2kΩ |
電源 | 1.5V単二乾電池6個 Z215専用バッテリー カーバッテリー(12V) Z136AC電源ユニット |
外形寸法 | 幅235x高さ60x奥行205mm |
重量 | 2.3kg |