TRIO KT-7X
¥47,000(1982年発売)
解説
3系統タイマーを内蔵したFM/AMチューナー。
マイコンによる3系統タイマーを搭載しており、スリープタイマー、ワンスタイマー、エブリタイマーが選択できます。
スリープタイマーではセットすると60分後に電源がOFFとなります。
また、ワンスタイマーではタイマー再生ができます。セット方法は、ワンスキーを押しながらアドジャストキーを押し時刻を合わせてタイムキーを押すとLEDが点灯してスタンバイ状態となります。
そして、エブリタイマーでは毎日同じ時刻に電源をONにできます。セット方法はエブリキーを押しながらアドジャストキーで時刻を押し、タイマーキーでセットします。
ワンスタイマーとエブリタイマー、またはスリープタイマーとエブリタイマーを組み合わせることで2時間タイマーとして使うことができます。
フロントエンド部には高周波特性に優れたMOS FETと4連バリコン相当の電子回路を採用しており、クロスモジュレーションに強い構成となっています。
パルススワロー方式のクォーツPLlシンセサイザー方式を採用しており、クォーツ精度で希望する局をしっかりキャッチできます。
オートプリセット機能を搭載しており、プリセットキーを押しながらAUTOキーを押せば、周波数の低い放送局から高い放送局までで、FM/AMそれぞれ6局を自動的にメモリーできます。
FM/AM各6局メモリー機能を搭載しています。
受信周波数や時刻表示ができます。
AMチューナーのRF段にはハイクオリティ設計のJ-FET増幅を採用しており、高感度を実現しています。さらに、IF部には広帯域セラミックフィルターを使用しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー | ||
<FMチューナー部> | |||
受信周波数範囲 | 76MHz~90MHz | ||
アンテナインピーダンス | 75Ω不平衡 | ||
感度(75Ω) | 10.8dBf(新IHF)/0.95μV(IHF) | ||
SN比50dB感度 | mono:16.4dBf(新IHF)/1.8μV(IHF) stereo:38.4dBf(新IHF)/23μV(IHF) |
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歪率 |
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SN比(100%変調、85dBf入力) | mono:80dB stereo:74dB |
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選択度(IHF) | 60dB | ||
ステレオセパレーション | 50dB(1kHz) 40dB(50Hz~10kHz) |
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周波数特性 | 30Hz~15kHz +0.2 -1.0dB | ||
<AMチューナー部> | |||
受信周波数範囲 | 522kHz~1,611kHz | ||
感度 | 10μV(IHF) 300μV/m(ループアンテナ) |
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歪率(1000kHz) | 0.5% | ||
SN比(30%変調、1mV入力) | 52dB | ||
選択度(IHF) | 30dB | ||
<総合> | |||
出力レベル/インピーダンス | FM(1kHz、100%変調):0.75V/3.3kΩ AM(400Hz、30%変調):0.25V/3.3kΩ |
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電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
定格消費電力(電気用品取締法) | 9.8W | ||
最大外形寸法 | 幅440x高さ74x奥行324mm | ||
重量 | 4.0kg |