KENWOOD KT-6050
¥45,000(1993年頃)
解説
NEWアドバンスド・アクティブレセプションサーキットを搭載し、さらにAMステレオにも対応したFM/AMチューナー。
      
      あらゆる電波状態に対応するため、NEWアドバンスド・アクティブレセプション・サーキットを搭載しており、マイコンにより入力感度や隣接妨害など、電波状態を瞬時に判断し、最適受信品位を保っています。
      RFアッテネーターは0dBから-15dBまで7段階の調整が可能で、IFバンドセレクターはワイド・ナローの2段階調整、2系統のFMアンテナから良い方を自動選択するアンテナA/B切換、クワイティングコントロール(電波状況によりStereo/Hi
      Blendに切換)などを搭載しており、トータル39ステップでの制御を行っています。
      アンテナ切換については、タクトスイッチによるマニュアル切換も可能です。
      
      ケンウッド独自のチューナー技術である3Dシステムを搭載しています。
      全受信帯域でS/N95dB(mono)を保証するダイレクト・リニアレセプションサーキット(DLRC)、高選択度/低歪率を実現したディストーション・コレクティング・サーキット(DCC)、情報を確実に取り出すダイレクト・リニアループ・ディテクター(DLLD)の各回路を搭載することで、全帯域での受信精度を向上させています。
      
      ケンウッドのセパレート型チューナーとして初めてのAMステレオ対応を実現しています。
      AMステレオ対応にあたりMPX部を強化しており、従来のAMチューナーに比べ約30%のワイドレンジ化に成功しています。
      
      最終段階のアナログ出力部に、わずかに洩れてくるステレオパイロット信号を完全に除去するため、ローパスフィルターをディスクリートアクティブ回路で構成しています。
      
      3連シグナルメーターに加え、電界強度デジタル表示計も搭載しています。
      電界強度をdB表示し、アンテナ設置の方向調整を容易にしています。
      
      フロントエンドにはGaAS(ガリューム砒素)素子を採用しています。
      
      3局プログラムメモリーやメモリーバックアップを搭載しています。
      
      29キーフルリモコンが付属しているほか、ケンウッドのプリメインアンプやAVアンプとシステムリモコン操作が可能です。
			
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー | 
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数範囲 | 76MHz~90MHz | 
| 感度(75Ω) | mono:0.95μV/10.8dBf | 
| 高調波歪率(Wide、1kHz) | mono:0.007% stereo:0.015%  | 
                
| SN比(100%変調、85dBf入力) | mono:95dB stereo:86dB  | 
                
| 実効選択度(IHF) | Wide:60dB | 
| ステレオセパレーション(1kHz) | Wide:60dB | 
| 周波数特性 | 30Hz~15kHz +0.5 -0.7dB | 
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 531kHz~1602kHz | 
| 感度 | 10μV・300μV/m | 
| SN比 | 52dB | 
| 高調波歪率 | mono:0.3% | 
| <総合> | |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 定格消費電力 | 20W | 
| 外形寸法 | 幅440x高さ98x奥行331mm | 
| 重量 | 4.5kg | 
| 付属 | リモコン |