TRIO KT-3100
¥24,000(1976年頃)
解説
PLL-ICを採用したFM/AMチューナー。
フロントエンドには低雑音FETと3連バリコンを採用しています。
また、強力な隣接局が音質に与える影響を想定して中間周波増幅段には2素子のセラミックフィルターを2個使用しています。
MPX部にはPLL-ICを採用しており、動作を一段と安定化させています。
チューニングつまみ軸には54mmφの大型フライホイールを採用しています。
FM/AM兼用メーターを採用しています。
FM受信時は同調最良点、AM受信時には信号強度の最大点がチェックできます。
トランジスタ3個で構成されたオートFMミューティング回路を搭載しています。
S/N比の優れた電波はステレオで、微弱な電波はモノラルHi-Fiで受信する事でノイズの少ない受信が楽しめます。
FM受信用75Ω端子はパターン基板に直結させており、フィーダー(リード)線の浮遊容量等による特性変動を抑えています。
AM受信ではフェライトアンテナとACラインアンテナが使える設計となっています。
別売りオプションとしてキャリングハンドルとウッドケースがありました。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz |
| アンテナインピーダンス | 300Ω平衡、75Ω不平衡 |
| 感度 | 2.0μV(IHF) |
| 実用感度(S/N50dB) | mono:4μV stereo:45μV |
| 歪率 | mono:0.2%以下(400Hz、100%変調) stereo:0.3%以下(400hz、100%変調) |
| S/N比(100%変調、1mV入力) | mono:65dB stereo:60dB |
| イメージ比 | 55dB |
| 選択度(IHF) | 60dB |
| IF妨害比 | 90dB |
| ハーモニックスプリアスレスポンス | 75dB |
| AM抑圧比 | 55dB |
| キャプチャーレシオ | 2.5dB |
| ステレオセパレーション | 35dB(400Hz) 35dB(100Hz) 30dB(10kHz) |
| キャリアリーケージ | 30dB |
| 周波数特性 | 40Hz~15kHz ±1dB |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 535kHz~1,605kHz |
| 感度 | 20μV(IHF) 350μV/m(バーアンテナ使用時) |
| 歪率 | 1%(入力1mV) |
| S/N比 | 45dB(30%変調、1mV入力) |
| イメージ比 | 30dB |
| 選択度 | 25dB |
| IF妨害比 | 40dB |
| <総合> | |
| 出力レベル/インピーダンス | FM:700mV(400Hz、100%変調)/3.3kΩ AM:250mV(400Hz、30%変調)/3.3kΩ |
| 定格消費電力(電気用品取締法) | 10W |
| 外形寸法 | 幅380x高さ140x奥行255mm |
| 重量 | 4.5kg |
| 別売 | キャリングハンドル D-5(左右1組、¥2,000) ウッドケース SRA-3000(¥4,500) |
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)