
TRIO ST-833X
¥105,000(1966年頃)
解説
アンプ部に最新の電子技術を採り入れたステレオコンポーネント。
レシーバー部
広いダイナミックレンジにも対応するため、28Wの出力を持たせています。
FMチューナー部にはFMマルチステレオを判別するステレオモニターを搭載しています。
また、FMマルチの雑音除去装置などのトリオの技術を組み込むことで高品質化を図っています。
プレイヤー部
プレイヤー部にはつまみ1つでスムーズなレコード演奏ができるトライオートスタート方式を採用しています。
カートリッジにはMM型カートリッジを採用しており、トーンアームには硬質パイプアームを採用しています。
スピーカー部
3ウェイ3スピーカー構成となっています。
低域には25cmコーン型ウーファーを搭載し、中域には16cmコーン型スコーカーを搭載しています。
また、高域にはホーン型ツィーターを搭載しています。
ネットワークにはLC型を採用しています。
エンクロージャーは密閉方式を採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオコンポーネント | |
<レシーバー部> | ||
<チューナー部> | ||
受信周波数 | FM | 76MHz~90MHz |
AM | 535kHz~1,605kHz | |
感度 | FM | 2.5μV/84MHz(30%変調、S/N20dB) |
AM | 20μV/1MHz(30%変調、S/N10dB) | |
イメージ比 | FM | 30dB以上 |
AM | 40dB以上 | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB(FM) | |
SN比 | FM | 60dB以上(100%変調、1mV入力) |
AM | 45dB以上(30%変調、1mV入力) | |
<アンプ部> | ||
出力 | 28W(14W+14W、ミュージックパワー、歪1%) | |
入力感度(出力8Wに要する1kHzの入力) | MAG:2mV Aux:500mV |
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SN比(音量調整最大、トーンコントロールフラット) | MAG:55dB以上 Aux:65dB以上 |
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残留雑音 | 3mV(音量調整最小) | |
<レシーバー部全体> | ||
付属機能 | イヤホンジャック(L/R) 新方式マルチステレオノイズフィルター Tape rec端子 |
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使用真空管等 | 6BM8x4他 14球8ダイオード |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | |
消費電力 | 150W | |
<プレイヤー部> | ||
型名 | ST-833XP | |
<カートリッジ部> | ||
カートリッジ | MM型 | |
針先 | 0.7milダイヤ針 | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±2dB | |
出力電圧差 | ±1dB以内 | |
針圧 | 3~4g | |
<ターンテーブル部> | ||
駆動モーター | 4極シンクロナスモーター | |
ターンテーブル | 25cmアルミダイキャスト製 | |
回転数 | 16 2/3、33 1/3、45、78rpm | |
ワウ | 0.25%以下 | |
<トーンアーム部> | ||
形式 | スタティックバランス型パイプアーム | |
<スピーカー部> | ||
型名 | ST-833XS | |
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・フロア型 | |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:16cmコーン型 高域用:ホーン型 |
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周波数特性 | 45Hz~20kHz | |
最大入力 | 15W | |
インピーダンス | 8Ω | |
クロスオーバー周波数 | 1.25kHz、5kHz | |
<総合> | ||
外形寸法 | 幅1,414x高さ780x奥行400mm | |
重量 | 53.7kg |