
TRIO ST-750X
¥85,900(1966年頃)
解説
FMマルチ放送に対応したトライアンプとオート機構搭載プレイヤーを組み合わせたステレオコンポーネント。
レシーバー部
テープレコーダーで録再が可能な端子を備えています。
また、ラウドネスコントロールなどの機能を搭載しています。
イコライザー回路には直流点火を採用しています。
FMチューナー部にはFMモノ-ステレオ自動切換装置を搭載しています。
プレイヤー部
プレイヤー部には3つの実用的なオート機構を搭載しています。
モーターの電源ON/OFF、アームの昇降、アイドラーの駆動・休止が自動的に行われるトライオート・スタート機構とオートストップ機構、さらに演奏終了時に自動的にアンプの電源が切れてステレオ全体が休止状態となるフルストップ機構を搭載しています。
カートリッジにはMM型カートリッジを採用しています。
また、トーンアームにはパイプアームを使用しています。
スピーカー部
2ウェイ3スピーカー構成となっています。
低域には16cmコーン型ユニットを2個搭載し、高域には7cmコーン型ツィーターを搭載しています。
ネットワークにはLC型を採用しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオコンポーネント | |
<レシーバー部> | ||
<チューナー部> | ||
受信周波数 | FM | 76MHz~90MHz |
AM | 535kHz~1,605kHz | |
感度 | FM | 2.5μV/84MHz(30%変調、S/N20dB) |
AM | 20μV/1MHz(30%変調、S/N10dB) | |
イメージ比 | FM | 30dB以上 |
AM | 40dB以上 | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB(FM) | |
SN比 | FM | 60dB以上(100%変調、1mV入力) |
AM | 45dB以上(30%変調、1mV入力) | |
セパレーション | 35dB以上(400Hz) | |
歪率 | 1%以下(400Hz) | |
<アンプ部> | ||
出力 | 14W(7W+7W、ミュージックパワー、歪2%) | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB(出力500mW) | |
入力感度(出力5Wに要する1kHzの入力) | MAG:1.5mV Aux:250mV |
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SN比(音量調整最大、トーンコントロールフラット、出力5W) | MAG:55dB以上 Aux:65dB以上 |
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残留雑音 | 3mV(音量調整最小、8Ω) | |
<レシーバー部全体> | ||
付属機能 | FMモノ-ステレオ自動切替装置 FMステレオ表示ランプ マルチステレオノイズフィルター FM-AFC テープ録音端子 ステレオヘッドホンジャック |
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使用真空管等 | 14球8ダイオード | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz | |
消費電力 | 125VA | |
<プレイヤー部> | ||
型名 | ST-750P | |
<カートリッジ部> | ||
カートリッジ | MM型 | |
針先 | 0.7milダイヤ針 | |
出力電圧 | 5mV(1kHz、5cm/s) | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±2dB | |
セパレーション | 25dB以上 | |
出力電圧差 | ±1dB以内 | |
針圧 | 3~4g | |
<ターンテーブル部> | ||
駆動モーター | 4極シンクロナスモーター | |
ターンテーブル | 25cm | |
回転数 | 33 1/3、45、78rpm | |
ワウ | 0.25%以下 | |
<トーンアーム部> | ||
形式 | スタティックバランス型パイプアーム | |
<スピーカー部> | ||
型名 | ST-750XS | |
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 | |
使用ユニット | 低域用:16cmコーン型x2 高域用:7cmコーン型 |
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周波数特性 | 45Hz~20kHz | |
最大瞬間入力 | 7W | |
クロスオーバー周波数 | 5kHz | |
エンクロージャー | ディストリビューテッドポート方式 | |
<総合> | ||
外形寸法 | 幅1,380x高さ730x奥行420mm | |
重量 | 53kg |