
TRIO ST-740X
¥79,900(1966年頃)
解説
FMマルチ放送に対応したステレオコンポーネント。
レシーバー部
真空管を用いたレシーバー(トライアンプ)を採用しています。
アンプ部にはローフィルターとハイフィルターを搭載しています。
チューナー部はFMマルチ・ステレオ放送に対応しています。
SCAフィルターやFM AFCを搭載しています。
プレイヤー部
トーンアームにはパイプアームを採用しています。
駆動モーターには速度微調整の必要の無いシンクロナスモーターを搭載しています。
イコライザーアンプ部には直流点火を採用しています。
カートリッジにはMM型カートリッジを搭載しています。
硬質カンチレバーと特殊ダンパーを採用しています。
スピーカー部
2ウェイ3スピーカー構成となっています。
中低域には16cmコーン型ユニットを2個搭載し、高域には6cmコーン型ツィーターを搭載しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
その他
外観はポリエステル仕上げが施されています。
機種の定格
型式 | ステレオコンポーネント | |
<レシーバー部> | ||
<チューナー部> | ||
受信周波数 | FM | 76MHz~90MHz |
AM | 535kHz~1,605kHz | |
感度 | FM | 5μV/84MHz(30%変調、S/N30dB) |
イメージ比 | FM | 30dB以上 |
AM | 40dB以上 | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB | |
SN比 | FM | 60dB以上(100%変調、1mV入力) |
AM | 45dB以上(30%変調、1mV入力) | |
セパレーション | 35dB以上(400Hz) | |
歪率 | 1%以下(400Hz) | |
<アンプ部> | ||
出力 | 14W(7W+7W、ミュージックパワー、歪2%) | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB(出力500mW) | |
入力感度(出力5Wに要する1kHzの入力) | MAG:3mV Aux:190mV Ceramic:30mV |
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SN比(音量調整最大、トーンコントロールフラット、出力5W) | MAG:55dB以上 Aux:65dB以上 Ceramic:50dB以上 |
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残留雑音 | 0.5μW(音量調整最小) | |
<レシーバー部全体> | ||
付属機能 | FMステレオモニター FM AFC ハイ・フィルター ステレオヘッドホンジャック |
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使用真空管等 | 6BQ5x2他 合計14球8ダイオード |
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電源 | AC100V/117V、50Hz/60Hz | |
消費電力 | 130VA | |
<プレイヤー部> | ||
型名 | ST-740XP | |
<カートリッジ部> | ||
カートリッジ | MM型 | |
針先 | 0.7milダイヤ針 | |
出力電圧 | 5mV(1kHz、5cm/s) | |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±2dB | |
クロストーク | -20dB以下(1kHz) | |
出力電圧差 | ±1dB以内 | |
針圧 | 3~4g | |
<ターンテーブル部> | ||
駆動モーター | 4極シンクロナスモーター | |
ターンテーブル | 25cm | |
回転数 | 16 2/3、33 1/3、45、78rpm | |
ワウ | 0.25%以下 | |
<トーンアーム部> | ||
形式 | スタティックバランス型パイプアーム | |
<スピーカー部> | ||
型名 | ST-740XS | |
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 | |
使用ユニット | 低域用:16cmコーン型x2 高域用:6cmコーン型 |
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周波数特性 | 45Hz~18kHz | |
最大入力 | 10W | |
クロスオーバー周波数 | 5kHz | |
<総合> | ||
外形寸法 | 幅1,370x高さ730x奥行375mm | |
重量 | 46.3kg |