TRIO SC-402
¥26,900(1台、1968年頃?)
解説
					400シリーズのスピーカーシステム。
					
					従来のスピーカーシステムの設計手法では一般の中音域について平均音圧で2~5dB高くとるのがオーソドックスな手法とされており、低音域の不足についてはバスレフ効果によって補ってきました。これにより店頭で聴き比べた際に目を引く音質を得ていましたが、自宅に持ち込んで長時間聴いた場合に耳につく事もありました。
					400シリーズでは低域から高域をあえてフラットな特性にすると共に、平均音圧を従来のオーソドックスなスピーカーよりも3~4dB低くとることで、長時間聴いた場合にも豊かなで自然な再生音が得られるように設計されています。
					さらにボザーク社との技術提携を行うことで、ボザークスピーカーのコーン紙の材料や音質について研究を重ね、その成果を基にして独自の手法、混合度、質量を決定したスピーカーユニットを採用しています。
					
					低域には25cmコーン型ウーファーを搭載し、中域には16cmコーン型スコーカーを搭載しています。
					また、高域にはホーン型ツィーターを搭載しています。
					
					ネットワーク部には本格的なLC型ネットワークを採用しています。
					また、トーンセレクターを搭載しており、4段階の音質調整が可能です。
					
					エンクロージャーには密閉方式を採用しており、外観はウォルナットのウレタン仕上げが施されています。
					また、スピーカーエンクロージャーと台部分が分離したデザインを採用しており、縦置きと横置きのどちらの設置方法にも対応するとともに、台部分を除いてブックシェルフ型としても使用できるように設計されています。
					
					400シリーズと寸法を合わせたSRシリーズのキャビネットを組み合わせて使用することで、ステレオセットのように寸法を揃えて使用できます。
			
機種の定格
| 方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・フロア/ブックシェルフ型 | 
| ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:16cmコーン型 高域用:ホーン型  | 
					
| 再生周波数帯域 | 35Hz~20kHz | 
| 瞬時最大入力 | 25W | 
| インピーダンス | 8Ω | 
| クロスオーバー周波数 | 900Hz、5kHz | 
| ネットワーク | LC型、12dB/oct | 
| トーンコントロール | 4段階切換式 Clear:高域が少し強調された音 Normal:理想的なHi-Fi音 Sweet:高域が減衰した音 Soft:中高域が少し減衰した音  | 
					
| 外形寸法 | 本体のみ:幅445x高さ645x奥行445mm 台つき:幅445x高さ730x奥行445mm  | 
					
| 重量 | 24kg | 
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