KENWOOD LSF-777
¥90,000(2台1組、1997年頃)
解説
点音源思想を具体化し、リファレンススピーカーとして開発されたスピーカーシステム。
低域には15cmコーン型ウーファーを搭載され、高域には2.8cmソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。
ネットワーク部には、クロスオーバー周波数付近で同一電流が2つのユニットに流れる方式を用いたSS(Subtraction Series:減算形直列)ネットワークを採用しています。
2つのユニットのエネルギー合計が必ず入力エネルギーと等しくなる回路構成とすることで、理想的なクロスカーブの実現を図っています。
フロントバッフルには、回折音波が音質に悪影響を与えるのを防ぐため、DDD(Diffused Diffraction Design)バッフルを採用しています。
角をできるだけ少なく、ユニットから角の部分までの距離を等距離としない事で、回折を分散、減少しています。
エンクロージャーにはリアルウッドとMDFを採用しており、バッフルにはアルミダイキャストバッフルを採用することで共振を排除しています。
また、スピーカー端子にはバナナプラグ対応金メッキスピーカーターミナルを採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ) |
ユニット | 低域用:15cmコーン型 高域用:2.8cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 45Hz~30kHz |
定格入力 | 30W |
最大入力 | 60W |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 84dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 2.2kHz |
最大外形寸法 | 幅216x高さ352x奥行326mm |
重量 | 8.7kg |