
KENWOOD LS-K1000
木目仕上げ:¥53,000(2台1組、2007年11月発売)
ブラック鏡面仕上げ:¥53,000(2台1組、2008年2月発売)
解説
K1000シリーズのスピーカーシステム。
低域には12cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板には多層コーティング素材を採用する事で不要振動を抑えています。また、センターキャップには内部損失が大きく歪み低減に優れたポリウレタン素材を採用しています。
フレームにはアルミダイカストフレームを採用しており、高い剛性によって不要な振動を抑えています。また、フレーム背面には振動板の前後移動時の空気排圧をスムーズに行うエア・コントロール・ホール構造を採用しています。
高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
磁気回路内の磁性流体を調整する事によってユニットの低域再生限界を下げ、情報量のある中域再生を可能にしています。また、中域内のツィーター再生範囲を拡張する事で微小信号の再現性を高めています。
ネットワーク部には直列型ネットワーク回路を採用しており、ウーファーとツィーターの音をスムーズにつなげると共に位相のズレを抑制しています。
また、基板には耐熱性に優れ信号伝搬特性も高いガラスエポキシ基板を採用しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
フロントバッフルには新開発のカーブドバッフルを採用すると共にUD(Uniformed Delay)レイアウトを採用しています。UDレイアウトによって各ユニットの音の到達時間を合わせ、クロスオーバー付近の合成波形が理想点音源に近く繋がりの良い滑らかな再生を可能にしています。また、上部に緩やかな曲げ加工を施したカーブドバッフルとした事でユニットの前後位置を揃えると共に不要な回折波を分散させて自然な音場再現を実現しています。
内部構造にはセパレートキャビネット構造を採用しており、ウーファーの背圧によるツィーターへの影響を抑え、微小信号の再生能力を高めています。また、エンクロージャーを容積を必要とするウーファー専用として設計する事でスムーズな空気の動きを可能にしています。
板材には高密度MDFを採用しており、曲げ加工を側板に施す事で剛性を高めると共に内部の定在波を分散させています。
外観は2種類のバリエーションがあり、突板による木目仕上げと鏡面仕上げのブラックモデルがありました。
入力端子にはバナナプラグに対応した真鍮無垢削り出しの金メッキ端子を採用しています。
別売りオプションとしてスピーカースタンドSR-K800がありました。
このスタンドのポール部は3枚のMDFを張り合わせた構造とする事で振動を分割し、高い振動吸収効果を得ています。
このスタンドはLS-K1000/LS-K1/LS-K711/LS-K800/LS-K701に適合します。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(JEITA) |
ユニット | 低域用:12cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 48Hz~45kHz |
最大入力 | 80W |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 85dB |
クロスオーバー周波数 | 2kHz |
最大外形寸法(約) | 幅168x高さ308x奥行270mm |
重量 | 約5.2kg |
付属 | スピーカーコード(2mx2) 専用クリーニングクロス クッションシート |
別売:スピーカースタンド SR-K800(2台1組、¥24,000) | |
外形寸法 | 幅250x高さ546x奥行320mm(クッション、キャップ、ピン含まず) 天板:幅155x奥行200mm 底板:幅250x奥行320mm |
重量 | 約6.2kg(1台) |
付属 | 傾き調整機能脚 クッションシート コードクランパー |