オーディオの足跡

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LS-500の画像
 解説 

スピーカーの基本となる「動」と「静」を明確化し、音のカラーレーションを排除するため、ダイナミックディストーション測定法により磨き上げたスピーカーシステム。

低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
コーン紙には、従来のコーン紙に比べて剛性の高いサーマルショックトリーティッドコーンを採用し、さらにリブを張り巡らせる事で分割振動を抑えています。
また、LS-800でも採用されたテーパードナットによる固定法によってバッフルのセンターにしっかりと固定することで、有害振動を抑えてより正確なピストン運動を得ています。

中域には10cmコーン型スコーカーを搭載しています。
振動板には、ノースアメリカンUKPとフィンランドUKPを配合した特殊強化コーンを採用しており、エッジにはV字型を採用することで大振幅によるたわみ振動を抑えています。
また、ボイスコイルにはグラスファイバー入りポリイミド樹脂を使用した強靭なものを採用しています。

高域には4cmコーン型トゥイーターを搭載しています。
振動板にはレスポンスの速いCFCC(カーボン・ファイバー・コンポジテッドコーン)というカーボン繊維100%の振動板を採用しており、従来不可能とされていたチャンバー部を含む一体成型に成功し、ハイスピードな伝播特性を実現しています。

エンクロージャーはバスレフダクトをウーファーユニットの真後のバックボードに配置し、エンクロージャー内部の空気振動をスピーカーシステムの後ろに逃がすリニアサスペンション構造としています。
また、箱鳴りや有害振動を低減するため、多面構造のバックボードを採用しており、定在波をキャンセルするとともにエンクロージャーの剛性を高めています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・リニアサスペンション方式・ブックシェルフ型
ユニット 低域用:25cmコーン型
中域用:10cmコーン型
高域用:4cmコーン型
周波数特性 35Hz~35kHz
最大入力 160W
定格入力 80W
インピーダンス
出力音圧レベル 91dB/W/m
クロスオーバー周波数 900Hz、6kHz
外形寸法 幅295x高さ557x奥行315mm
重量 15kg