TRIO KL-61
¥32,000(1台、1969年頃)
解説
スピーカーが実際に置かれる場を想定した試聴を徹底的に繰り返し、リスニングルームで十分に能力を発揮できるように開発されたスピーカーシステム。
低域にはフリーエッジ型の30cmウーファー、中域には10cmのコーン型ミッドレンジ、高域にはホーン型トゥイーター2個を採用しています。
マルチ・チャンネル用入力端子を搭載しており、後面バッフル板に取り付けられたスイッチで、フルレンジかマルチ・チャンネルが切り替えできます。
フルレンジ端子を使用した場合、ネットワークはLC型で12dB/octに設計されており、中域と高域にそれぞれ独立したアッテネーターを搭載しています。
アッテネーターは1dBステップの+4dB、2dBステップの-8dBまで調整が可能です。
エンクロージャーにはトリオ独自の高密度硬質ホモゲン材を採用しており、自然木オイル仕上げとなっています。
また、前面のネットは取り外しが可能です。
機種の定格
| 方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
| 使用ユニット | 低域用:30cmフリーエッジ型 中域用:10cmコーン型 高域用:ホーン型x2 |
| 周波数特性 | 35Hz~20,000Hz |
| インピーダンス | 8Ω ※フルレンジ、マルチチャンネル共に |
| 出力音圧レベル | 98dB |
| 瞬間最大許容入力 | 45W |
| クロスオーバー周波数 | 800Hz、5kHz、12dB/oct ※フルレンジ、マルチチャンネル共に |
| 外径寸法 | 幅380x高さ645x奥行300mm |
| 重量 | 19.5kg |
| 付属 | Yラグ付4mコード |