TRIO PC-3030
¥41,000(1966年発売)
解説
プロフェッショナル用途での使用も想定して設計された高級レコードプレイヤー。
駆動モーターにはコンデンサー進相4極ヒステリシス・シンクロナスモーターを採用しています。
このモーターは電源周波数と同期して回転するため、一般家庭に供給されている電源電圧の変動の影響を受けずに安定した回転を可能にしています。
トーンアーム部はシンプル化することで軽量化を図るとともに、レコード溝への追従性のみを目標に設計されています。
カートリッジ部にはMC型カートリッジを採用しています。
このカートリッジは出力電圧の大きいユニバーサル型となっており、一般的に低出力なMC型でステップアップトランス無しで5mVという高出力を実現しています。
ターンテーブルにはアルミダイキャスト製のターンテーブルを採用しており、超精密加工によって型状歪を排除するとともに、アルミを採用することで磁気誘導の影響を排除しています。
プレイヤーボードにもアルミダイキャストを採用しており、モーターの回転振動や外部振動を排除しています。
オープンキャビネットを採用しており、付属の透明プラケースで埃を防いでいます。
機種の定格
| 型式 | レコードプレイヤー |
| <ターンテーブル部> | |
| 駆動モーター | コンデンサー進相型4極ヒステリシスシンクロナスモーター |
| ターンテーブル | 30cmアルミダイキャスト製、1.7kg |
| 回転数 | 4スピード |
| ワウ | 0.05%以下 |
| SN比 | 45dB以上 |
| <トーンアーム部> | |
| 型式 | スタティックバランス型パイプアーム |
| <カートリッジ部> | |
| カートリッジ | MC型 |
| 出力電圧 | 5mV(1kHz、5cm/s) |
| 周波数特性 | 10Hz~20kHz ±2dB |
| 出力バランス | ±0.5dB以内(1kHz) |
| チャンネルセパレーション | 30dB以上(1kHz) |
| コンプライアンス | 15x10-6cm/dyne |
| 針圧 | 2g~3g |
| <総合> | |
| 付属装置 | 針圧直読ウェイト JIS/EIA規格に準ずるプラグインヘッド |
| 消費電力 | 15W |
| 外形寸法 | 幅490x高さ216x奥行442mm |
| 重量 | 11.5kg |
| 付属 | ダストカバー |
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