TRIO KP-R305
¥32,000(1976年頃)
解説
					防振能力を高めたオートリターンプレイヤー。
					
					プレイヤーキャビネットにはコンプレッションソリッドベースを採用しています。
					コンプレッションソリッドベースは白玉石、ガラス繊維、天然砕石など、互いに共振点の異なる素材を不飽和ポリエステル樹脂でつなぎ、さらに炭酸カルシウム粉末を加えて高圧成型した素材です。
					これによりハウリングの起きやすい20Hz~200Hzの間で共振ピークを追放し、さらにホモゲン材を組み合わせることによって高域の特性を改善し、音質の向上を図っています。
					
					駆動モーターには新設計のスリム型シンクロナスモーターを採用しています。
					このモーターは4コイルを使うことで磁束分布のバランスをよくしており、起動トルクの向上、漏洩磁束の減少、モーターの防振などに改良を加えています。
					
					センターシャフト軸と軸受けにはバーニッシュ加工(鏡面仕上げ)が施されています。
					
					プレイレバーにはコックピットレバーを、カットボタンにはプッシュスイッチを採用しています。また、リターン速度も調節できます。
					
					トーンアームのブラケット部には比重の高い亜鉛ダイキャストを使用しており、共振を防止しています。
					また、トーンアームのメインウェイト軸と支点をゴムでカップリングして周波数特性の暴れを抑えています。
			
機種の定格
| 型式 | フルオートプレイヤー | 
| <ターンテーブル部> | |
| 駆動方式 | ベルトドライブ | 
| 駆動モーター | 4極シンクロナスモーター | 
| ターンテーブル | 30cmアルミダイキャスト製、1kg | 
| 回転数 | 33・1/3、45rpm | 
| ワウ・フラッター | 0.06%WRMS | 
| SN比 | 50dB(JIS) | 
| <トーンアーム部> | |
| 型式 | スタティックバランスS字型パイプアーム 針圧直読式 EIA規格プラグイン方式  | 
					
| アーム実効長 | 215mm | 
| オーバーハング | 9.5mm | 
| トラッキングエラー | ±1.5度以内 | 
| 針圧可変範囲 | 0~3g | 
| 適用カートリッジ重量 | 4g~13g | 
| <カートリッジ部> | |
| カートリッジ | MM型 | 
| 適正針圧 | 2g±0.25g | 
| 出力電圧 | 3mV(1kHz、5cm/sec) | 
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz | 
| チャンネルセパレーション | 25dB以上(1,000Hz) | 
| 出力バランス | 1.5dB(1kHz、5cm/sec) | 
| 最適負荷インピーダンス | 50kΩ | 
| 針先 | 0.5milダイヤモンド | 
| コンプライアンス | 7x10-6cm/dyne | 
| 交換針 | N-39mkII | 
| <その他> | |
| 付属機構 | オートリターン オートカット ポーズエレベーション機構 アンチスケーティング シェルスタンド  | 
					
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 消費電力 | 7W | 
| 外形寸法 | 幅480x高さ146x奥行363mm | 
| 重量 | 11.0kg | 
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