TRIO KP-F605mkII
¥53,000(1978年頃)
解説
オルトフォン社製のカートリッジを採用したダイレクトドライブフルオートプレイヤー。
ターンテーブルには31.6cmで慣性モーメント330kg・cm2のターンテーブルを採用しています。
駆動モーターには20極30スロットのDC・DDモーターを採用しており、針先がダイナミックレンジの大きな音溝をトレースする時に生じるトランジェント負荷変動を抑えています。
2モーター方式を採用しており、フルオート機構には専用モーターを採用しています。
キャビネットには硬質チップボードと耐振樹脂を用いた複合キャビネットを採用しており、2つの異なる共振特性によって振動をキャンセルしています。
ダストカバーにはAS(アクリル/スチロール)材を採用しています。
カートリッジにはオルトフォン社製カートリッジであるF150mkIIを採用しています。
ヘッドシェルには厚さ1.5mmの硬質アルミ製ヘッドシェルを採用しています。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー |
<ターンテーブル部> | |
駆動方式 | ダイレクトドライブ |
駆動モーター | 20極30スロットDCモーター |
ターンテーブル | 31.6cmアルミダイキャスト製、1.5kg |
慣性モーメント | 330kg・cm2(ゴムシート含む) |
回転数 | 33-1/3、45rpm |
回転数微調整範囲 | ±3%以内 |
ワウ・フラッター | 0.028%WRMS以下 |
S/N比 | 62dB |
<トーンアーム部> | |
型式 | スタティックバランス型ユニバーサルアーム |
実効長 | 225mm |
オーバーハング | 15mm |
トラッキングエラー | ±1.5゜以内 |
針圧可変範囲 | 0~3g |
適合カートリッジ重量 | 3g~10g(付属シェル9g使用時) |
<カートリッジ部> | |
カートリッジ | VMS型(Ortofon F150mkII) |
適正針圧 | 1.5g±0.5g |
出力電圧 | 5mV(1kHz、50mm/sec) |
チャンネルセパレーション | 25dB以上(1kHz) |
<その他> | |
付属機構 | オートイン機構 オートリターン機構 オートリピート機構 オートカット機構 マニュアル操作機構 スピードコントロールボリューム |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 7W |
外形寸法 | 幅480x高さ156x奥行367mm |
重量 | 8.0kg |