KENWOOD KP-07/KP-07M
¥75,000(1988年頃)
解説
オートアップ機能を備えたダイレクトドライブ方式ターンテーブル。
KP-07とカラーバリエーションの違うKP-07Mがありました。
KP-07MはシステムコンポのHD2シリーズと揃えたデザインとなっていました。
高剛性思想を追求し、ユニファイド・アルミダイキャストフレームと砲金製ターンテーブルシャフトを採用しています。
アームとモーター、ターンテーブルをアルミダイキャストフレームに固定する事で徹底した防振対策としています。
ターンテーブルには2.5kgのアルミ合金製ターンテーブルを採用しています。強力なメカニズムと組み合わせる事で1.5kg・cmの起動トルクと0.01%のワウフラッターを実現しています。
トーンアーム部には高剛性ストレートアームを採用しており、トーンアーム自体の共振を低減しています。
また、トーンアーム高さ調整機構を搭載しており、様々なカートリッジに対応しています。
ヘッドシェル部はコネクター部まで一体成型としたアルミダイキャスト製となっています。
カートリッジにはMM型カートリッジが付属しています。
オートリフトアップ機構を搭載しており、演奏終了時にトーンアームが自動的に持ち上がります。
ダストカバーが付属しています。
機種の定格
| 型式 | オートアップDDターンテーブル |
| <フォノモーター部> | |
| 駆動方式 | ダイレクトドライブ |
| モーター | クォーツロック |
| 起動トルク | 1.5kg・cm |
| ターンテーブル | 30cm、2.5kgアルミダイキャスト |
| 慣性モーメント | 400kg・cm2(ゴムシート含む) |
| 回転数 | 33・1/3、45rpm |
| ワウ・フラッター | 0.01%WRMS(FG直読法) |
| SN比 | 80dB(DIN-B) |
| <カートリッジ部> | |
| 型式 | ムービングマグネット方式、V-70 |
| コンプライアンス | 7x10-6cm/dyne |
| 適正針圧 | 1.5g |
| 交換針 | N-70 |
| 出力電圧 | 2.5mV(1kHz、5cm/s) |
| 最適負荷インピーダンス | 47kΩ |
| <トーンアーム部> | |
| 型式 | スタティックバランス方式 |
| アーム実効長 | 222mm |
| オーバーハング | 15mm |
| トラッキングエラー | +3.2゜~-1.3゜ |
| 針圧可変範囲 | 0~3.0g(0.1gステップ) |
| 適用カートリッジ重量 | 4~12g(付属シェル使用時) |
| <総合> | |
| 付属機構 | 無接点オプティカル検出オートアップ機構 スタティック型アンチスケーティング機構 トーンアーム高さ調整機構 |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力(電気用品取締法) | 18W |
| 最大外形寸法 | 幅390x高さ145x奥行370mm |
| 重量 | 8.7kg |