KENWOOD DMF-3020
¥39,800(2000年頃)
解説
20bit D/AコンバーターやATRAC Ver4.5、サンプリングレートコンバーターなどのデジタル技術を搭載したMDレコーダー。
高能率符号化技術(音声圧縮技術)ATRACには24bitの演算処理を行うATRAC Ver4.5を採用しています。
従来タイプに比べ、微小レベルの音楽再現性がよくなって、ダイナミックレンジを大幅に拡大しています。
D/A変換には20bit D/Aコンバーターを採用しています。
また、サンプリング周波数が32kHzや48kHzのソースの録音に対応するため、サンプリングレートコンバーターを搭載しており、全てのサンプリング周波数をMDのサンプリング周波数である44.1kHzに変換しSCMS方式でデジタル録音が可能です。
マルチジョグダイヤルを搭載しており、アーティストネームや曲名も、マルチジョグダイヤルで簡単に入力できます。
サウンドシンクロ録音機能を搭載しており、録音したい機器の再生に合わせて録音を開始します。
また、サウンドシンクロレック動作中に音の入力がなくなると録音を自動的に停止するオートカットや、無録音部を作ってポーズ状態となるレックオートポーズ、CDの曲間を一定に保つオートスペースなど、録音に便利な機能を搭載しています。
好きな曲を好きなところに移動できるムーブ、録音済みの曲を好きな順番に並び替えられるクイックムーブ機能、1つの曲を分割するディバイド、任意の2つの曲をまとめるコンバイン、指定の曲だけを消去するイレース、全曲を消去するオールイレースなどの編集機能を搭載しています。
ラジオの長時間番組や、英会話学習などの録音に便利なモノラル長時間録音機能を搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | MDレコーダー |
読取り方式 | 非接触式光学読取り(半導体レーザー) |
録音方式 | 磁界変調オーバーライト方式 |
回転数 | 400rpm~900rpm(CLV) |
音声圧縮方式 | ATRAC |
D/Aコンバーション | 1ビット |
オーバーサンプリング | 8fs(352.8kHz) |
A/Dコンバーター | 5次⊿Σ方式 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
周波数特性(EIAJ) | 8Hz~20kHz |
SN比(EIAJ) | 100dB以上 |
ダイナミックレンジ(EIAJ) | 90dB以上 |
総合歪率(1kHz、EIAJ) | 0.01%以下 |
チャンネルセパレーション | 85dB以上(1kHz、EIAJ) |
ワウ・フラッター(EIAJ) | 測定限界以下(±0.001%WPEAK) |
入力感度/インピーダンス | ライン:500mV/22kΩ以上 コアキシャル:0.5Vp-p/75Ω オプティカル:-15dBm~-21dBm(発光波長660nm) |
出力レベル/インピーダンス | 可変出力:2V/0.4kΩ以下 ヘッドホン:20mW/32Ω コアキシャル:0.5Vp-p/75Ω オプティカル:-15dBm~-21dBm(発光波長660nm) |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
定格消費電力 | 11W(電気用品取締法) |
最大外形寸法 | 幅440x高さ94x奥行379mm |
重量 | 4.0kg |
付属 | リモコン |