KENWOOD DM-7090
¥78,000(1996年頃)
解説
DM-7080の改良型として発売されたMDレコーダー。
DM-7090ではD.R.I.V.E.システムを録音時にも効果が出るように改良した20bit
REC D.R.I.V.E.を搭載しています。
これにより録音・再生ともに20bitの解像度で楽しむことが可能となり、アナログソースも20bitで録音・再生できます。
サンプリングレートコンバーターを搭載しており、BSやCS、DATなどのCD以外のデジタルソースの録音・再生にも対応しています。DM-7090では44.1/32/48kHzのデジタルソースを44.1kHzに自動変換し、SCSM方式でデジタル録音することができます。
A/D変換部には1ビット5次ノイズシェーピングで18ビットの分解能を持つ高品位A?Dコンバーターを搭載しています。
新ATRACを搭載しています。この方式では従来のATRACに比べてビットフローティングによって微小入力時の演算能力が向上するとともに、圧縮時のビットアロケーションアルゴリズムも見直されています。
クイックイレース機能を搭載しており、削除したい部分をリピートA-Bの容量で指定するだけでディバイドとイレースを行う事ができます。
また、曲順をまとめて入れ替えるクイックムーブや曲順を1曲ずつ入れ替えるトラックムーブ、曲を分割するトラックディバイド、曲をつなぐトラックコンバイン、イレースなどの機能も搭載しています。
間違って編集をした時にディスクを元の状態に戻すエディットキャンセル機能を搭載しています。
曲のタイトルを確認しながら再生できるタイトルサーチを搭載しています。
マルチジョグダイヤルを搭載しており、タイトル入力やトラックスキップが簡単に行えます。
3モードレベルメーターを搭載しています。
ディスプレイには12文字表示の大型ドットFL管を採用しています。
カタカナ文字に対応しています。
編集の微調整が可能なプレビュー機能を搭載しています。
モノラル長時間録音に対応しています。
リモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
読み取り方式 | 非接触光学式読み取り(半導体レーザー) |
記録方式 | 磁界変調オーバーライト方式 |
回転数 | 400rpm~900rpm(CLV) |
音声圧縮方式 | ATRAC |
<D/Aコンバーター> | |
D/Aコンバージョン | 1ビット |
オーバーサンプリング | 8fs(352.8kHz) |
<A/Dコンバーター> | |
方式 | 5次ΔΣ方式+D.R.I.V.E.変換 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
<デジタルオーディオ性能> | |
周波数特性 | 8Hz~20kHz(EIAJ) |
SN比 | 105dB以上(EIAJ) |
ダイナミックレンジ | 92dB以上(EIAJ) |
総合歪率 | 0.007%以下(1kHz、EIAJ) |
ワウ・フラッター | 測定限界以下(±0.001% W PEAK、EIAJ) |
入力感度/インピーダンス | Line:500mV/22kΩ以上 |
出力レベル/インピーダンス | 固定出力:2.0V/600Ω以下 ヘッドホン:20mW/32Ω |
デジタル入力 | Coaxial:0.5Vp-p/75Ω Optical:-15dBm~-21dBm(発光波長660nm) |
デジタル出力 | Coaxial:0.5Vp-p/75Ω Optical:-15dBm~-21dBm(発光波長660nm) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
定格消費電力 | 18W(電気用品取締法) |
最大外形寸法 | 幅440x高さ94x奥行373mm |
重量 | 5.2kg |
付属 | リモコン |