TRIO KA-4000
¥49,800(1968年頃)
解説
トリオの優れたアンプ実績をもとに開発されたプリメインアンプ。
プリアンプからメインアンプまで良質なシリコントランジスタを使用しており、周波数特性、出力帯域特性ともに、高域の特性を改善しています。
プリアンプ部は直結3段増幅とし、多量のNFをかけてダイナミックレンジを改善しています。
トーンコントロールは、Bass、Trebleともに11接点のロータリースイッチにより1ステップ2dBずつの変化ができる確度の高い素子を使っています。
また、ミューティング回路を搭載しており、スイッチひとつで音量を-20dB下げる事ができます。
プリアンプとメインアンプをそれぞれ単独で使用可能です。
万一の場合にパワートランジスタを保護するため、自動復帰型純電子式プロテクションサーキットを搭載しています。
機種の定格
| 型式 | プリメインアンプ |
| <パワーアンプ部> | |
| 定格出力 | 40W/40W(8Ω、歪0.5%) |
| ミュージックパワー | 120W(4Ω、歪0.8%) 100W(8Ω、歪0.8%) |
| 周波数特性 | 15Hz~60,000Hz ±0.5dB |
| 出力帯域特性(歪0.5%) | 10Hz~60,000Hz -3dB |
| 歪率(1kHz、8Ω負荷) | 0.1%(35W/35W) 0.05%(20W/20W) 0.1%(300mW/300mW) |
| 混変調歪率(60Hz:70kHz、8Ω負荷) | 0.2%(35W/35W) 0.08%(10W/10W) |
| 残留雑音 | 0.5mV |
| ダンピングファクター | 30(8Ω) 60(16Ω) |
| <プリアンプ部> | |
| 入力感度/インピーダンス | Phono1、2:2mV/100kΩ Tape HD:2mV/100kΩ MIC:2mV/100kΩ AUX、Tuner、Tape Play:200mV/100kΩ |
| トーンコントロール | Bass:100Hz±10dB Treble:10kHz±10dB |
| ラウドネスコントロール | +6dB(100Hz)、+2dB(10kHz) |
| フィルター | Lowフィルター:80Hz、-12dB/oct Hihgフィルター:8kHz、-12dB/oct |
| イコライザー | RIAA NAB標準カーブに対して±0.2dB以内 |
| SN比 | Phono1、2:70dB Tape HD、MIC:70dB Tuner、AUX、Tape Play:80dB |
| <総合> | |
| 付属回路 | オーディオ・ミューティングスイッチ Pre-Main ジャンパー回路 DIN規格録再コネクター テープモニタースイッチ 2スピーカー切換スイッチ monoアウトプット 12dB/octカット ロー/ハイフィルター |
| 使用半導体 | トランジスタ:30個 ダイオード:6個 |
| 電源電圧 | AC100V/117V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 無信号時:13W 最大出力時:180W |
| 外形寸法 | 幅408x高さ134x奥行280mm |
| 重量 | 8kg |