TRIO KA-3100
¥29,800(1976年頃)
解説
全段直結回路を採用したプリメインアンプ。
回路方式には2段差動±2電源・全段直結回路を採用しています。
差動回路を2段設ける事によりオープンループにおける低域の遮断周波数を決定するパスコンを追放する事ができ、低域まで安定した帰還をかけられるようにしています。また、同相分除去率の改善によりS/N比を改善しています。
電源部にはレギュレーションの良い大型電源トランスと6,800μFx2のコンデンサを使用しています。
イコライザーアンプ部はマイナス電源は定電圧化し、さらにプラス電源にはリップルフィルターを設け電源回路を強化しています。
テープデッキ接続端子をリアパネルとフロントパネルにそれぞれ1個ずつ備えており、A-Bへのダビングがワンタッチで行えます。
フロントパネルのB端子にはDIN端子を採用しています。
遅延回路を搭載しており、電源スイッチをONにした時の不快なノイズを防止しています。
マイク専用の独立アンプを搭載しています。
ボリューム部にはソフトタッチ41クリック・マスターボリュームを採用しています。
別売りオプションとしてキャリングハンドルとウッドケースがありました。
機種の定格
| 型式 | インテグレーテッドアンプ |
| 定格出力 | 30W+30W(8Ω、20Hz~20kHz、両ch動作) |
| 全高調波歪率 | 0.1%以下(定格出力時、8Ω) 0.05%以下(定格出力-3dB時、8Ω) |
| 混変調歪率 | 0.1%以下(定格出力時、8Ω) 0.05%以下(定格出力-3dB時、8Ω) |
| 残留雑音 | 0.8mV以下 |
| ダンピングファクター | 30以上 |
| 最適負荷インピーダンス | 4Ω~16Ω |
| 入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/50kΩ Tuner、Tape play(A):170mV/50kΩ Mic:3.5mV/20kΩ |
| S/N比 | Phono:72dB Tuner、Tape play(A):90dB Mic:72dB |
| 最大許容入力(1kHz) | Phono:150mV |
| 出力レベル | Tape rec(Din):170mV/50kΩ |
| 周波数特性 | Phono:RIAA偏差 ±0.5dB Tuner、Aux、Tape play:20Hz~30kHz ±1dB Mic:100Hz~10kHz ±1dB |
| トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
| ラウドネスコントロール(定格出力-30dB時) | +7dB(100Hz) |
| 電源コンセント | 電源スイッチ連動:2系統 電源スイッチ非連動:1系統 |
| 定格消費電力(電気用品取締法) | 80W |
| 外形寸法 | 幅380x高さ140x奥行255mm |
| 重量 | 6.6kg |
| 別売 | キャリングハンドル D-5(左右1組、¥2,000) ウッドケース SRA-3000(¥4,500) |
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