TRIO KA-1400
¥34,800(1973年頃)
解説
全段直結+純コンプリメンタリー回路を採用したプリメインアンプ。
メインアンプ部に全段直結回路を採用しており、初段から終段まで段間結合コンデンサーを取り除いています。さらに初段差動方式を使った±2電源方式を採用し、アンプの出力端の電位を0にして、深いNFBをかけ、超低域まで諸特性を伸ばしています。
また、出力段にはPNP-NPNのダーリントン方式を使った純コンプリメンタリー回路を採用し、アンプの歪を押えています。
DCドリフト検出・ASO検出による電子式プロテクションとクイックアクティング・ヒューズの3重保護によるプロテクション回路を搭載しています。
アイドリングカレント調整にトランジスタを使用しており、大入力時や電源の変動につよい安定した動作を得ています。
トーンコントロールディフィート回路を搭載しています。
ショートリング付きのトランスを採用しており、SN比の改善を図っています。
前面にDIN端子とマイク端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ | ||||
<メインアンプ部> | |||||
実効出力 |
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ミュージックパワー(IHF) | 80W(4Ω) 52W(8Ω) |
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全高調波歪率(8Ω) | 0.5%(定格出力時) 0.1%(定格出力-3dB時) |
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混変調歪率(8Ω) | 0.5%(定格出力時) 0.2%(定格出力-3dB時) |
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出力帯域特性(IHF) | 15Hz~40kHz | ||||
残留ノイズ | 1mV(8Ω) | ||||
ダンピングファクター(1kHz) | 30(8Ω) | ||||
最適負荷インピーダンス | スピーカー:4Ω~16Ω ヘッドフォン:4Ω~16Ω |
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<プリアンプ部> | |||||
入力感度/インピーダンス | Phono1、2:2.5mV/50kΩ Mic:3.0mV/50kΩ Tuner、Aux、Tape Play:150mV/50kΩ |
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SN比 | Phono1、2:70dB Mic:70dB Tuner、Aux、Tape Play:80dB |
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録音出力レベル/インピーダンス | A Tape Play(Pin):150mV/110Ω B Tape Play(Din):30mV/80kΩ |
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Phono最大許容入力(1kHz) | 280mVp-p | ||||
周波数特性 | Aux、Tuner、Tape:20Hz~50kHz ±2dB | ||||
RIAA偏差 | ±1dB | ||||
トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
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ハイカットフィルター | 7kHz、6dB/oct | ||||
ラウドネスコントロール | 100Hz:+8dB 10kHz:+3dB |
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<総合> | |||||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力(電気用品取締法) | 43W | ||||
電源コンセント | 電源スイッチ連動:1系統、100W 電源スイッチ非連動:1系統、200W |
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外形寸法 | 幅365x高さ117x奥行263mm | ||||
重量 | 5.6kg |