Threshold T200G
¥880,000(1996年頃)
解説
スレッショルドのピュアクラスAパワーアンプが培ってきたパワーと再現性を継承したステレオパワーアンプ。
電源部にはカスタムメイドのトロイダルトランスを使用しており、大容量コンデンサとポリプロピレンコンデンサをパラレル配置することで高域の特性を改善しています。
また、各チャンネル独立にアイソレートしたサプライコンデンサと整流器を設けてチャンネル間の信号漏れを排除しています。
出力素子には厳密な特性マッチングを経たIGBtを各チャンネル16個使用しています。
フロントエンドの信号増幅部には入念なマッチングを経たj-fet、バイポーラー、MOS-FETをタンデムで使用し、それぞれの特長を生かした配置としています。また、時間と周波数双方の不安定性を補正するためにわずかなローカルフィードバックをかけています。
フロントエンド基板は信号伝送距離を最短に抑え、温度安定性を得るため、金メッキのコンピューターグレード・ピンアッセンブリを介して出力部にプラグインしています。フロントエンド、バイアス回路、出力段を直結させ、入力と出力のリニアリティを重視した設計となっています。
リアパネルのスイッチ切換によってハイパワーモノラルアンプとしても使用が可能です。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ | ||
定格出力 |
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入力インピーダンス | アンバランスド:50kΩ バランスド:600Ω |
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全高調波歪率 | 0.02%以下 | ||
周波数特性 | DC~100kHz | ||
再生帯域幅 | 2Hz~100kHz | ||
ゲイン | 28dB | ||
出力段 | マッチドIGBT(200W/25A)、各チャンネル16個 | ||
電流供給能力 | 連続20A/ch | ||
保護回路 | 過電流時:レールヒューズ 加熱時:温度センサーにより動作OFF レールヒューズ遮断時:各チャンネル・ミューティング |
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入力端子 | アンバランスド:カスタムメイド金メッキRCA バランスド:ノイトリック製XLRコネクター |
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出力端子 | 2系統、金メッキ仕上げ(バイワイヤリング接続対応) | ||
信号極性 | 非反転 | ||
電源部 | 500VA(800VAコア使用)トロイダルトランス | ||
消費電力 | 210W(アイドリング時) 470W(フル出力時) |
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最大外形寸法 | 幅468x高さ239x奥行395mm | ||
重量 | 28kg |