Threshold SL-10
¥400,000(1979年発売)
解説
Thresholdの哲学を全てに貫き通し、音質最優先で開発されたクラスAプリアンプ。
外部セパレート電源方式を採用しており、さらに伝送経路を極めて単純化する事で音質の劣化を防いでいます。
増幅段数が少ないシンプルな回路によって位相ズレや歪の発生を抑え、さらにフロントエンド形カスコード接続回路に、多くのバイアス電流を流すことでノイズの発生も押さえています。
完全なDC構成アンプを達成するため、ユニークな補正回路を採用しており、DC成分の自動検出と動作バランスを即時に保持し、可聴帯域以下の不必要な超低音雑音を除く、カップリングコンデンサーの無い構成となっています。
機種の定格
型式 | カスコード/クラスAプリアンプ |
<アクティブ・サーキット・スペック> | |
周波数特性 | DC~10MHz |
ライズタイム | 0.05μsec以内 |
プロパゲーションタイム | 0.02μsec以内 |
位相シフト | 10゜以内(1MHz時) |
<システム・スペック> | |
周波数特性 | DC~200kHz |
全高調波歪率 | Phono:0.01% High level:0.005% |
混変調歪率 | High level:0.005% |
Phono許容入力 | 300mV(1kHz) 2.5V(20kHz) |
スルーレート | 150V/μsec |
入力インピーダンス/負荷容量 | 47kΩ 100pF、200pF、400pF(Phono、ハイインピーダンス) 1~50Ωの範囲で3段階可変(Phono、ローインピーダンス) |
出力インピーダンス | Preamp output:475Ω |
ゲイン | MM用フォノ増幅段:33dB(1kHz) ハイレベル増幅段:20dB |
S/N比 | 82dB |
外形寸法 | フロントパネル:幅482x高さ67mm シャーシ:幅432x高さ56x奥行204mm 電源ユニット:幅204x高さ86x奥行127mm |
重量 | 8.5kg |