Threshold 400Acas
¥530,000(1979年頃)
解説
400Aの改良型としてカスコード/クラスAを採用したステレオパワーアンプ。
型番表記などは400Aのままとなっていますが、前面パネルの文字レイアウトやリアパネルなどが変更されています。
回路方式には全段カスコード接続/全段クラスA回路を採用しています。
この回路にはスレッショルド社がパテントを取得したダイナミック・バイアス・サーキットを採用しており、アイドル・カレントを調整することで無信号時におけるバイアス量を1/4に済ませ、発熱を大幅に改善しています。
また、クラスA動作をフロントエンド回路にも採用することで音楽の再現力を高めています。
回路をDCインプット構成とすることでオープンループ・ゲインの低下無しに、電源の安定度を高めながら歪を低下させています。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
回路方式 | 全段カスコード接続/全段クラスA |
実効出力 | 100W+100W(8Ω) |
高調波歪率 | 0.05%以下 |
混変調歪率 | 0.05%以下 |
周波数特性 | 1.5Hz~150kHz +0 -3dB 20Hz~20kHz ±0dB |
ライズタイム | 1μsec |
スルーレート | 50V/μsec |
インプットインピーダンス | 75kΩ |
ダンピングファクター | 100 |
ハム&ノイズ | 0.5mV以下 |
負荷インピーダンス | 4Ω以上 |
電源部 | 100V仕様 |
消費電力 | 400W(最大) |
外形寸法 | 幅483x高さ176x奥行279mm |
重量 | 22.7kg |