THIEL SCS3
¥245,000(1台、1999年頃)
解説
コヒレントソース設計のエッセンスを小型ブックシェルフにまとめたスピーカーシステム。
ユニットには6.5inchコーン型ウーファーと1inchドーム型ツィーターを組み合わせた同軸スピーカーを搭載しています。
振動板はウーファー、ツィーターともにメタルダイアフラムを使用した完全自社開発のユニットで、フロア型スピーカーなどで実証を重ねたショートコイル/ロングギャップ設計を採用しています。
ネットワーク部にはThielが誇る1次(-6dB/oct)クロスオーバーネットワークを採用しており、各ユニットとの完全な一体設計によって電気的補正を最小限に留めながら正確な位相特性とフラットな周波数レスポンスを実現しています。
フロントバッフルにはラウンド形状を採用しており、回折作用による悪影響を排除しています。また、ユニットをバッフル面の中心にセットすることで縦置きでも横置きでも理想的なポイントソース再生が可能です。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
外観の仕上げはアンバーウッドとブラックアッシュの2色のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式 ・ブックシェルフ型・防磁設計 |
使用ユニット | 全帯域用:6.5inch同軸型 低域用:6.5inchコーン型 高域用:1inchドーム型 |
帯域幅 | 46Hz~22dB -3dB |
周波数レスポンス | 48Hz~20kHz ±2dB |
フェイズレスポンス | ±10゜以下 |
感度 | 87dB/2.8V/1m |
インピーダンス | 4Ω(最小3Ω) |
推奨パワーアンプ出力 | 30W~200W |
外形寸法 | 幅190x高さ483x奥行254mm |
重量 | 13.6kg |