オーディオの足跡

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CS2.4の画像
 解説 

伝統のコヒレントソース・デザインをコンセプトにしたフロア型スピーカーシステム。

低域には、口径43mmのボイスコイルと約1.3kgのマグネットを採用し、逆ドーム型ダストキャップを装備した8インチ口径のユニットが採用されています。
モーションリニアリティーを高め、大振幅時の歪を抑えたアルミダイヤフラムはエネルギー蓄積効果を抑え、質の高い重低音を実現しています。
また、新設計の7.5x11インチ楕円型パッシブラジエーターは、システムとしての再生限界を33Hz(-3dB)にまで拡張し、バスレフの宿命とされていたポートノイズの発生も排除しています。

中域と高域は、コ・インシデント・アレーと呼ぶ同心上に配置されています。
2つのダイヤフラムを特殊繊維のカップリングサスペンションで結合し単一のボイスコイルで駆動します。
サスペンション自体が6dB/octのメカニカルクロスオーバー特性を持つため電気的なクロスオーバーを必要とせず、高効率で位相と時間の整合を果たしています。
磁気回路にはネオジウムマグネットと新設計のマグネット通気システムを搭載し、さらに共振を抑えS/Nを高めています。

全てのユニットにアルミ合金のダイヤフラムを採用しています。プレス形状と表面処理に独自のノウハウを盛り込み、より剛性と非共振性を高めています。
また、磁気回路には全てショートコイル/ロングギャップを採用しており、長く機に津な磁束密度は大きなピストンモーション・リニアリティを達成しており、一般ユニットのわずか10分の1の低歪率とスムーズな周波数特性を実現しています。
さらに、センターポールには銅のリング状磁気スタビライザーを装備しており、ボイスコイルを流れる電流によって変化する磁界強度を安定させ、ポールの磁気反作用による歪を抑制しています。

ネットワークはカスタムのポリプロコンデンサーや空芯コイルなどを搭載した1次(-6dB/oct)クロスオーバーを採用し、位相直線性を得ています。
また、バイワイヤによる外部要因が加味されることによるわずかな差異の発生がバランスを崩す危険性を排除するため、バイワイヤ端子を搭載していません。

エンクロージャーはフロントバッフルに3インチ厚、他の部分には1インチ厚のMDF材を強固な補強によって組み上げ、表面には天然木による入念な付き板仕上げを施す事で、最小のエネルギー蓄積と自然な響きとを両立しています。
また、バッフルの周囲に緩やかなラウンドを持たせ回折を排除し、さらに全体を後方に傾斜せる形状とすることで、精度の高いタイム/ステップレスポンスを実現しています。
仕上げは標準の3パターン以外に8パターンの特別仕様もあります。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・パッシブラジエーター方式・フロア型
使用ユニット 低域用:20.3cmコーン型
中域用/高域用:8.9cmコーン型、2.5cmドーム型(コ・インシデント・アレー)
その他:19cmx27.9cmパッシブラジエーター
帯域幅 33Hz~37000Hz(-3dB)
アンプリチュードレスポンス 36Hz~25000Hz、±2dB
フェイズレスポンス ±10゜以下
感度 87dB(2.8V/1m)
インピーダンス 4Ω(最小3Ω)
クロスオーバー周波数 900Hz(エレクトリカル)、3000Hz(メカニカル)
推奨パワーアンプ出力 100W~400W
外形寸法 幅280x高さ1054x奥行356mm
重量 32.0kg
別売 CS2.4用アウトリガー(ペア、¥60,000)