
TEIC MF-30A
¥19,800(1960年代)
解説
MF-102Sの兄弟機として開発されたマグネフロート方式を採用したベルトドライブ式ターンテーブル。
基本的にはMF-27Aと同一ですがターンテーブルが30cmに変更されています。
マグネフロート方式を採用しており、磁力を用いてターンテーブルの大部分を浮き上がらせる事で軸受けにかかる負担を減らしています。
また、マグネットによるピックアップ部への磁気的影響を防ぐため、マグネチックシールドが施されています。
ターンテーブルにはアルミダイキャスト製ターンテーブルを採用しています。
駆動モーターには4極ヒステリシス・シンクロナスモーターを採用しており、二重懸架方式を用いて搭載しています。
ベルトには精密加工のポリテクタンエンドレスベルト(ポリウレタン?詳細不明)を採用しています。
厚みの誤差は1000分の3以内に抑えられています。
別売りオプションとして専用の化粧用ボードがありました。
このボードは15mm厚の合板製で、黒色メタリック塗装仕上げが施されています。ターンテーブルの高さを規定より高くする場合にはこのボードを使用する事で15mmの高さ調整が可能です。
機種の定格
型式 | ターンテーブル |
駆動方式 | ベルトドライブ方式 |
駆動モーター | 4極ヒステリシスシンクロナスモーター |
ターンテーブル | 30cmアルミダイキャスト製、1.8kg |
シャーシ | 鉄製チャンネル型、長方形シャーシ |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
ベルト | ポリテクタンエンドレスベルト |
S/N比 | 40dB以上(1kHz、50mmsecにて) |
ワウ | 0.08%wrms以内 |
重量 | 4.5kg(メカニズムのみ) |