Technics ST-C01
¥35,000(1979年頃)
解説
光る矢印がダイアル同調点を知らせるアクティブセンサー方式を採用したFM/AMチューナー。
3個のLEDによって選局同調を容易にしたアクティブセンサーを採用しています。
FM局を受信していない状態では3個のLEDで点灯したままで、受信の際は両端の黄色の矢印に従ってダイヤルを回し、矢印が消えて中央の赤のLEDのみがシャープに光続けると、そこが完全な同調点となります。
IF段に、群遅延特性の優れたセラミックフィルタを3回使用し、さらに増幅回路を差動5段構成とすることで高い選択度と低歪率を得ています。
フロントエンドRF段に、高周波特性に優れたデュアルゲートジャンクションFETを採用し、優れたIM妨害除去能力を得ています。
クアドラチュア検出やPLL・MPX復調回路を採用しています。
内部回路を妨害信号から遮断する、精密仕上げのダイカストキャビネットを採用しています。
定電圧回路に3端子レギュレーターを搭載しています。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz |
| 実用感度 | 10.3dBf(0.9μV、IHF'58、75Ω) |
| SN比50dB感度 | mono:17.3dBf(2.0μV、IHF'58、75Ω) stereo:40.2dBf(28μV、IHF'58、75Ω) |
| 全高調波歪率(1kHz) | mono:0.1% stereo:0.15% |
| SN比 | 75dB |
| 周波数特性 | 20Hz~15kHz +0.5 -1.5dBf |
| 実効選択度 | 75dB |
| キャプチャーレシオ | 1.0dB |
| イメージ妨害比 | 50dB(83MHz) |
| IF妨害比 | 85dB(83MHz) |
| スプリアス妨害比 | 75dB(83MHz) |
| AM抑圧比 | 55dB |
| ステレオセパレーション | 45dB(1kHz) 35dB(10kHz) |
| リークキャリア | -35dB |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 525kHz~1605kHz |
| 実用感度 | 30μV(SN比=20dB) |
| 選択度 | 30dB |
| イメージ妨害比(1,000kHz) | 55dB |
| <総合> | |
| 出力電圧 | 0.5V |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 8W |
| 外形寸法 | 幅297x高さ49x奥行255mm |
| 重量 | 2.9kg |