National/Technics SC-700M
¥69,800(1969年頃)
解説
必要な機能と性能をまとめたローボーイタイプのステレオセット。
レシーバー部
回路はオールソリッドステート設計となっています。回路方式にはSEPP-OTL方式を採用しています。
FMチューナー部にはFETを使用しており、IF3段・2段直結リミッターの回路構成を採用しています。
ステレオアイを搭載しています。
プレイヤー部
レコードプレイヤー部にはオートリターン機構を搭載しています。
カートリッジにはPCM圧電素子を用いたMS型カートリッジを採用しています。
スピーカー部
3ウェイ構成となっています。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
また、中域には10cmコーン型スコーカーを搭載し、高域には6.5cmコーン型ツィーターを搭載しています。
エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
その他
SC-700Mでは別売りオプションとしてインテリアボックスがありました。このインテリアボックスをセットにしてSC-700Mデラックスとしても販売されました。
インテリアボックスはレコード棚やテープデッキ収納ラックとして使用できます。
機種の定格
型式 | ステレオシステム | |
<アンプ部> | ||
出力 | 32W(P.M.P.O) | |
チャンネルレベル・コントロール | Bass-Treble | |
付属機能 | ヘッドホンジャック Dinコネクター |
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<チューナー部> | ||
受信周波数 | FM | 76MHz~90MHz |
AM | 525kHz~1,605kHz | |
受信感度 | FM | 3μV(IHF) |
AM | 10μV(IHF) | |
FMマルチ回路 | スイッチング方式 | |
付属機能 | AMフェライトアンテナ FM外部アンテナ端子 |
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<プレイヤー部> | ||
<ターンテーブル部> | ||
駆動方式 | リムドライブ方式 | |
回転数 | 33・1/3、45rpm | |
ターンテーブル | 25cm | |
<カートリッジ部> | ||
カートリッジ | MS型(PCM圧電素子) | |
交換針 | EPS-14STSD(ダイヤ) | |
<トーンアーム部> | ||
トーンアーム | パイプアーム | |
付属機能 | オートリターン オートカット オートスリープ |
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<スピーカー部> | ||
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・フロア型 | |
使用ユニット | 低域用 | 20cmコーン型 |
中域用 | 10cmコーン型 | |
高域用 | 6.5cmコーン型 | |
<総合> | ||
周波数特性 | 30Hz~20kHz | |
使用半導体 | トランジスタ:22個 ダイオード:19個 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | |
消費電力 | 35W(最大出力時) | |
外形寸法 | 幅1,390x高さ570x奥行355mm | |
重量 | 31kg | |
別売:インテリアボックス SH-700B(¥10,000) | ||
外形寸法 | 幅466x高さ570x355mm |
SC-700Mデラックスと別売りインテリアボックス