National/Technics SC-430
¥95,000(1969年頃)
解説
充実した音響設計を備えたコンポーネントシステム。
レシーバー部
アンプ回路には本格的モノリシックICを使用しており、雑音の少ないアンプ回路を構成しています。
回路方式には出力コンデンサを排除したITL-OTL-OCL回路を採用しており、アンプとスピーカーを直結することで低域の歪や周波数特性、ダンピング特性を大きく改善しています。
プリアンプ部とメインアンプ部が独立して使用でき、マルチチャンネルディバイダー等を追加することでマルチアンプ構成へ発展できます。
FMチューナー部には4極MOS型FET(世界・国内両特許27件)を使用しています。
プレイヤー部
ターンテーブルに30cmアルミダイカストターンテーブルを採用しており、ベルトドライブ方式と相まってワウフラッターを最小限に押さえています。
トーンアームにはインサイドフォースキャンセラーを備えたパイプアームを採用しています。
カートリッジにはMM型カートリッジを採用しています。
スピーカー部
2ウェイ構成を採用しています。
低域には16cmコーン型ウーファーを搭載し、高域には5cmホーン型ツィーターを搭載しています。
機種の定格
型式 | コンポーネントシステム | |
<レシーバー部> | ||
受信周波数 | FM | 76MHz~90MHz |
AM | 525kHz~1,605kHz | |
受信感度 | FM | 3μV(IHF) |
AM | 20μV(IHF) | |
ミュージックパワー | 36W(EIA規格) | |
トーンコントロール | Bass-Treble | |
付属機能 | ランコンスイッチ ハイフィルター ヘッドホンジャック Dinコネクター 録再Pin端子 FM外部アンテナ端子 FMステレオインジケーター FMチューニングメーター |
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<プレイヤー部> | ||
駆動方式 | ベルトドライブ方式 | |
ターンテーブル | 30cmアルミダイカスト製 | |
回転数 | 33・1/3、45rpm | |
カートリッジ | MM型 | |
交換針 | EPS-08STSD(ダイヤ針) | |
針圧 | 4g | |
<スピーカー部> | ||
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 | |
使用ユニット | 低域用 | 16cmコーン型 |
高域用 | 5cmホーン型 | |
<総合> | ||
周波数特性 | 40Hz~20kHz | |
使用半導体 | トランジスタ:28個 IC:1コ ダイオード:34個 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | |
消費電力 | 47W(無信号時) | |
外形寸法 | 本体 | 幅450x高さ131.5x奥行326.5mm |
プレイヤー | 幅450x高さ170x奥行350mm | |
スピーカー | 幅295x高さ460x奥行173.5mm | |
重量 | 20.7kg |