Technics SB-T10
¥19,000(1台、1981年発売)
解説
トールボーイ型エンクロージャーを採用することで、大容量ながら省スペース化を実現した2ウェイタワースピーカーシステム。
低域には18cmコーン型ウーファーを搭載しており、ジャストチューニングのバスレフエンクロージャーと相まって量感のある低音再生を実現しています。
磁気回路には口径75mmのマグネットを採用しています。
高域には独自のコニカルホーン型トゥイーターを搭載しています。
磁気ギャップ内に磁性流体を充填しており、ボイスコイルで発生した熱を、磁性流体を介してヨークやポールピースなど熱容量の大きなものに放散し、耐入力を向上させています。
ユニットのマウントには、ユニットの音源中心を揃えた独自のリニアフェイズ設計を行っており、位相周波数特性を改善しています。
また、エンクロージャーには高密度パーチクルボードを使用しており、コンピュータによる振動解析で効果的な補強を実施すると共に、木組みには高度な木工技術による三方Z止めを採用し、強固な構造を実現しています。
エンクロージャーはブラックモデルとホワイトモデルがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型 |
使用ユニット | 低域用:18cmコーン型 高域用:ホーン型 |
周波数特性 | 55Hz~20kHz -10dB 40Hz~20kHz -20dB |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
許容入力 | 40W(DIN) 60W(MUSIC) |
クロスオーバー周波数 | 5kHz |
外形寸法 | 幅230x高さ755x奥行212mm |
重量 | 8.0kg |