オーディオの足跡

SB-MX200D
 解説 

全ユニットにマイカ振動板を採用したフロア型スピーカーシステム。

低域には27cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはマイカ複合振動板を採用しており、マイカにパルプとアラミド繊維を混抄し、さらに表面に漆をコーティングすることで大きな比弾性率と内部損失を得ています。また、固有振動の減衰も大きいため、中低音域の解像度と透明感を向上させています。
ボイスコイルには高純度の7N-OFC平角線をエッジワイズ巻で採用しています。そして、その表面には新開発の樹脂電着法による絶縁皮膜処理を施すことでフォースファクターを改善しています。

中域には6cmドーム型ミッドレンジを搭載しています。
振動板には漆コーティングされたピュアマイカを使用するとともに、振動板の断面が楕円形をしたオーバルドーム形状を採用することで、高域の限界周波数を拡大し、より余裕のある動作を可能にしています。
ボイスコイルには純アルミの平角線をエッジワイズ巻きを採用しており、新開発の接合技術を用いることで中高域の応答性を改善しています。

高域には2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
振動板にはピュアマイカを使用しており、ミッドレンジと同じ楕円断面形状を採用するとともにダイヤモンドコーティングを施すことで高域限界再生周波数を45kHzまで広げています。

ネットワーク部には高品位パーツを採用しています。

エンクロージャーのフロントバッフルには36mm厚の高密度パーチクルボードを採用するとともにセパレートバッフル方式を採用しており、ウーファーの上下にスリットを設けることで不要振動の伝播を抑制しています。さらに、ミッドレンジとトゥイーターの周囲には制振材を貼ることで不要音の放射を大幅に減少させています。
また、内部構造にはクロスブリッジド・コンストラクションを採用しており、十字型に補強結合することで共振を分散し、定在波を抑えています。

バスレフポートにはエアロストリーム・ポートを採用しており、開口部の両方にラウンド形状のフランジを設けることで、風切り音などによる音像定位の乱れを最小に留めています。

エンクロージャー下部には制振ゴム複合材を用いたサイレント・ベースを採用しており、低域のエネルギーを損なうことなく中高域の不要振動を吸収し、キャビネットからの振動と床からの外部振動の両方の低減に対応しています。

外観仕上げにはオーク突板を使用しており、5回の塗装工程による光沢塗装を施すことで品質を高めるとともに響きをコントロールしています。また、スピーカーネットのネットキャッチでの空洞共振や反射による付帯音を抑える凸型ピンタイプを採用しています。

極太コードや4mmプラグの使用に対応したバイワイヤリング対応大型金メッキOFC端子を採用しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型・防磁設計
使用ユニット 低域用:27cmコーン型
中域用:6cmドーム型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 23Hz~45kHz -16dB
クロスオーバー周波数 450Hz、4kHz
インピーダンス
出力音圧レベル 88dB/W/m
許容入力 250W(MUSIC)
125W(DIN)
外形寸法 幅344x高さ903x奥行423mm(ネット付)
重量 47.0kg