オーディオの足跡

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 解説 

125kHzの高域特性をもつ全面駆動方式リーフトゥイーターを搭載したリニアフェイズスピーカーシステム。

低域には重低音再生に徹した36cmストレートコーン型ウーファーを採用しています。

中低域には16cmのコーン型ユニットを採用しています。
狭幅のエッジ、低歪磁気回路により、リーフトゥイーターの高域再生を生かす、低歪でクリアな中低音再生を図っています。

中高域にはトゥイーターとのマッチングに優れた8cmのコーン型ユニットを採用しています。
ボイスコイルを特に19φの小口径として高域特性を伸長し、エッジレスタイプの支持構造とともに、高域での滑らかな周波数特性と優れた指向特性を実現しています。
また、ボイスコイルには放熱性に優れたアルミボビンと高耐熱仕様のCCAWボイスコイルの採用などにより、高耐入力を実現しています。

高域にはリーフトゥイーターを採用しています。
このユニットは1977年に発表した単品ユニットEAS-10TH1000の性能をそのままに、システムとしてのデザインを考慮しながらリファインしたユニットで、振動版はアルミホイルに高耐熱高分子フィルムをコーティングし、ボイスコイルパターンをエッチングしています。これにより、17mgという従来の金属ドーム型振動系の約20分の1という軽量振動版を実現しています。
また、磁気回路には重量1.2kgの大型マグネットを採用しており、I型とL型の低損失ヨークで挟み込んだ構造とし、テーバ状の磁極部構造とともに磁束漏洩を抑え、強力な磁界発生を得ています。
そして振動版前後にマグネットを配した方式とは異なり、振動版は一気に均一な磁界で強力に駆動されており、振動版前面は一様に大きく開放され、マグネット格子による音波の回折の影響もありません。
リーフトゥイーターでは駆動時の振動版内の温度分布解析に基づいた高耐熱高分子フィルムを振動版素材として採用した結果、20W(RMS)の連続正弦波入力にも耐えうる高耐入力を得ています。
このリーフトゥイーターでは、機械共振やインダクタンス成分がないため、インピーダンスはDCから200kHzの超高域まで一定で、インピーダンス変動による周波数特性の乱れもなく、8Ωのインピーダンスに設計しているため、マッチングトランスを要さずダイレクト駆動が可能です。
そして、振動版放射面は構造上2つに分かれており、高い周波数での干渉による指向特性の劣化を防ぐため、2つの放射面の間に高精度なアルミダイカスト製イコライザフィンを設置し、優れた指向特性を実現しています。

ネットワークにはリニアフェイズのための特殊設計をしています。
さらに、リーフトゥーターをはじめとしたユニットの性能を発揮させるため、性能、信頼性の面で十分に吟味した素子を用いています。

エンクロージャーにはダンプドバスレフ方式を採用しています。

同軸ケーブル2本を並列にしたのローインダクタンス・コード付

トゥイーター、ミッドハイ、ミッドローに独立した連続可変レベルコントロールを搭載。

機種の定格
方式 4ウェイ・4スピーカー・リニアフェイズバスレフ方式
・フロア型
使用ユニット 低域用:36cmコーン型
中低域用:16cmコーン型
中高域用:8cmコーン型
高域用:全面駆動方式リーフ型
再生周波数帯域 30Hz~125kHz
インピーダンス
出力音圧レベル 93dB/W/m
許容入力 200W(MUSIC)、100W(DIN RMS)
クロスオーバー周波数 300Hz、1100Hz、4000Hz
外形寸法 幅530x高さ1000x奥行437mm
重量 46kg(ネット付)