Technics SB-301
¥29,800(1台、1973年頃)
¥34,800(1台、1974年頃)
解説
SB-1000の技術成果を導入して開発された2ウェイスピーカーシステム。
低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
磁気回路にはラミネートコア磁気回路を採用しており、ボイスコイル近接部を、固有抵抗が大きく飽和磁束密度の高い特殊電磁鋼板を重ね合わせた構造とすることで、渦連流が流れにくくなると共にリニアリティが改善されてます。
振動板には分割振動を防ぐコルゲーションを付加しています。また、支持系発泡ウレタンエッジと大型ダンパーを採用することでリニアリティの改善を図っています。
高域には3.5cmのドーム型トゥイーターを搭載しています。
振動板にはTCダイアフラムを採用しており、内部損失の大きな材料をヤング率の高い材料で挟んだ3層構造とすることで分割振動や異常共振を抑えています。
また、振動板後部には有孔ポールピースとバックキャビティを設け、空気圧による異常共振の発生を抑えています。さらに、3層成型のソフトサスペンションエッジと相まって700Hzの低foを実現しています。
7段階可変のトゥイーターレベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーは18mm厚の板材を用いた密閉構造となっています。
また、外観はサベチークオイルフィニッシュが施されています。
機種の定格
| 方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
| 使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 高域用:3.5cmドーム型 |
| 再生周波数帯域 | 35Hz~20kHz |
| インピーダンス | 8Ω |
| 最大入力 | 38W |
| 出力音圧レベル | 91dB/W/m |
| クロスオーバー周波数 | 2.5kHz(-12dB/oct) |
| レベルコントロール | 高域用:+2.0~-6dB(7段階可変) |
| 外形寸法 | 幅330x高さ570x奥行291mm |
| 重量 | 16kg |
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