National SB-22
¥23,000(1968年頃)
解説
理論だけでなくリスニングを重視した設計を採用したスピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットは小型キャビネットに取り付けた場合に優れた低域特性を示すよう設計されており、エッジ部に新しく開発された特殊布によるロールエッジを使用することで、大振幅にも強く、foが低いダンピング特性の良い低音再生を得ています。
高域には8cmコーン型トゥイーターであるEAS-8PH38を搭載しています。
このユニットは放送規格に準ずるもので、1個1個の特性と動作を確認のうえで使用しているため、個々のユニットでのバラツキがありません。
エンクロージャーは密閉型のブックシェルフタイプとなっています。
従来の密閉型エンクロージャーとは違いビスの使用量を最小限にし、特殊な一体構造とすることで密閉度を高めています。また、各ユニットもバッフル板に取り付けた後パテで密閉することで空気漏れを防いでいます。
前面のネットは取り外し可能です。
ロゴの位置などが微妙に異なる前期モデルと後期モデルがあったようです。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:20cmコーン型 高域用:8cmコーン型(EAS-8PH38) |
周波数特性 | 38Hz~20kHz |
クロスオーバー周波数 | 1.3kHz 2.5kHz(後期モデル?) |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 20W 30W(後期モデル?) |
外形寸法 | 幅260x高さ520x奥行235mm |
重量 | 6.1kg |