Technics SL-FM1
¥32,800(1979年頃)
解説
FM送信機を内蔵したレコードプレイヤー。
カートリッジが拾い上げたレコード信号を、FMステレオ電波に乗せてアンテナから送信し、ステレオチューナーやラジオカセットなどのダイアルを78MHz(±1.5MHz)に合わせることで、レコード演奏が楽しめます。
FM電波の送信部にはクォーツを採用し、低歪と優れたステレオセパレーションを実現しています。
電源は単一乾電池6個(DC9V)で、持ち運びが可能です。また、消費電力の小さなFGサーボDCモータの採用により、延べ約100時間(1日4時間使用の場合)の使用が可能です。
さらに、専用のACアダプタにより、AC電源でも使用が可能です。
駆動方式はテクニクス独自のFGサーボDCモーターを採用したベルトドライブ方式です。
磁力の強いCKS磁石とアルミカンチレバーを直結した振動子装備のMM型カートリッジを採用しています。
ライン出力端子も搭載しています。
中点クリップストップ付音量調整ボリュームを搭載しています。
パイロットインジケーターを装備しています。
※美しくレコードが聴ける距離は数メートルぐらい。また、ワイヤレスマイクなどの電波と混信を起こした場合は、ゴムシートの下にあるFM周波数調整ネジを回して、発振周波数をずらす必要があります。
機種の定格
型式 | ワイヤレスプレイヤーシステム |
<ターンテーブル部> | |
駆動方式 | ベルトドライブ |
駆動モーター | DCモーター |
制御方式 | FG.サーボ |
ターンテーブル | 30.4cmアルミダイカスト製 |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
回転数微調範囲 | 6% |
ワウ・フラッター | 0.05%W.R.M.S.(JIS C5521) |
SN比 | 70dB(IEC98A weighted) |
<トーンアーム部> | |
形式 | S字形セミインテグレーテッド スタティックバランス型 |
<カートリッジ部> | |
型式 | MM型ステレオカートリッジ |
交換針品番 | EPS-270SD(丸針、¥2,800) EPS-270ED(楕円針、¥5,500) |
<総合> | |
発振周波数 | 78MHz ±1.5MHz |
電源 | 単一乾電池6個 ACアダプタ(AC100V、50Hz/60Hz) |
消費電力 (レコード演奏時) |
630mW(乾電池使用時) 5.5W(専用ACアダプタ使用時) |
電池寿命 | 連続使用:約80時間 1日4時間使用:100時間 (休し時間8時間以上の間欠使用) |
外形寸法 | 幅430x高さ122x奥行349mm |
重量 | 4.4kg(乾電池含) |
付属 | 専用ACアダプタ |