Technics SL-7
¥70,000(1981年頃)
解説
幅・奥行31.5cmのLPジャケットサイズのフルオートプレイヤー。
トーンアームにはダイナミックバランス方式リニアトラッキングアームを採用しており、設置角度に関係なく高精度なトレース性能を実現しています。
さらに、針先近くのオプティカルセンサによる偏角検出機能やマイクロコンピューター制御、ジンバルサスペンション支持構造、スライド軸受け構造などの採用によりさらにトレース性能を高めています。
レコードをセットし、スタートボタンを押すだけで再生をはじめるフルオートプレイヤーとなっています。
カートリッジにはプラグインコネクタ方式のMM型カートリッジであるEPC-P202Cを搭載しています。
ピュアボロンカンチレバーや減衰の極めて少ないオールラミネートコア磁気回路などの採用により、広帯域な周波数特性を実現しています。
駆動部は独自の一体構造D.D.と全周検出FGの採用により、優れた回転特性を得ています。
キャビネット上部は精密アルミダイカスト製で、下部は亜鉛ダイカストとTNRC底ベースで構成されており、防振対策が施されています。
別売りプレイヤースタンドの使用が可能です。
機種の定格
型式 | DDフルオートプレイヤーシステム |
<ターンテーブル部> | |
駆動方式 | ダイレクトドライブ |
駆動モーター | ブラシレスDCモーター |
制御方式 | クォーツフェイズロックドコントロール |
ターンテーブル | アルミダイカスト製、直径30cm |
回転数 | 33・1/3、45rpm、オートセレクト(マニュアル可) |
回転数偏差 | ±0.002%以内 |
ワウ・フラッター | 0.025%WRMS(JIS C5521) |
SN比 | 78dB(IEC98A weighted) |
<トーンアーム部> | |
形式 | ダイナミックバランス型リニアトラッキングアーム ジンバルサスペンション軸受構造 |
トラッキングエラー角 | ±0.1゜以内 |
アーム実効質量 | 9g(カートリッジ含む) |
アーム共振周波数 | 12Hz |
アーム駆動モーター | DCコアレスモーター |
<カートリッジ部> | |
形式 | プラグインコネクタMM型ステレオカートリッジ(EPC-P202C) |
磁気回路 | オールラミネートコア |
周波数特性 | 10Hz~30kHz 20Hz~10kHz ±1dB |
コンプライアンス | 12x10-6cm/dyne(100Hz) |
振動子実効質量 | 0.29mg |
針先 | 0.3x0.7mil楕円ダイヤ針 |
自重 | 6g |
交換針 | EPS-202ED(¥10,000) |
<総合> | |
機能 | オートスタート・アーム前進コントロールキー オートストップ・アーム後退コントロールキー キューイングキー リピートキー 回転数切換(33・1/3、Auto、45)ボタン アーム走行位置確認用ダイヤルスケール 上部キャビネットロック解除レバー ストロボ付スタビライザー |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz、DC12V |
消費電力 | 16W |
外形寸法 | 幅315x高さ88x奥行315mm |
重量 | 6.6kg |
別売 | プレイヤースタンド SH-B10(2本1組、¥5,000) |