Technics SL-1350
¥90,000(1976年頃)
解説
ダイレクトドライブの開発技術に加え、長年にわたる海外向けオートチェンジャーの技術を生かして開発されたダイレクトドライブオートチェンジャー。
専用のスピンドルを用いることで、LP盤あるいはEP盤やドーナツ盤を最高6枚まで連続演奏できます。
また、マニュアルスピンドルを用いれば、オートスタート/オートリターン/メモリピート/途中カットなどのフルオートプレイヤーの操作が可能です。
オートスタート機構はレバーの操作だけで、セットしたサイズのレコードの導入溝に静かに針先が降下し、レコード演奏開始時のアーム操作に気を使わずにレコード演奏が楽しめます。
また、SL-1350では1~5回のメモリピート機構を搭載しています。
モーターには独自の一体構造D.Dモータを採用しています。さらに、モータの回転部はターンテーブルと一体に、固定部はケースと一体化し、ケース、モータ、ターンテーブルの積み重ねが不要なため、性能と信頼性が向上しています。
機種の定格
型式 | ダイレクトドライブオートチェンジャー |
ターンテーブル | 33cmアルミダイカスト製 |
モーター | 超低速電子整流子モーター |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
回転数切換方式 | 電子コントロール方式 |
回転数調整範囲 | 10%、各回転数単独調整可能 |
ワウフラッター | 0.04%(W.R.M.S.、JIS・C5221) |
SN比 | 58dB(IEC179B) 70dB(DIN45539B) |
起動 | 1/2回転で正常動作(33・1/3rpm) |
トーンアーム | ユニバーサルS字型パイプアーム 針圧直読式、スタティックバランス型 ジンバルサスペンション方式 アンチスケーティングフォースコントロール装置 オイルダンプ式キューイング付 |
針圧調整範囲 | 0~3g、直読可変 |
適用カートリッジ重量 | 5g~11g |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 4W |
外形寸法 | 幅453x高さ199x奥行366mm |
重量 | 10.5kg |