Technics SY-1010
¥79,800(1977年頃)
解説
微妙なツマミの調整、バランスによって音の高低、強弱など様々な音色をコントロールできるコントロールタイプのシンセサイザ。
SY-1010は全体がADSRブロック、VCOブロック、VCFブロック、VCAブロック、LFOブロック、鍵盤ブロックの6つの部分で構成されています。
ADSRブロックは鍵盤を押してからの音の微妙な時間的変化をセットできるエンベロープジェネレーターとなっています。
VCOブロックは音源部で、鍵盤のコントロール電圧によって音の高低を決定し効果音を作るためのノイズ音源となっています。
また、チューニングのための機能も搭載しています。
VCFブロックはフィルター部で、音の一部を削ったり増強したりして音色を決定することができます。
VCAブロックはアンプ部で音の強さが決定できます。
LFOブロックは音の細かい変化をつけるための低周波発振器となっています。
鍵盤ブロックはVCO Frequencyの設定で幅広い音程が得られます。
機種の定格
| 型式 | ミュージックシンセサイザ |
| <VCO(Voltage Controlled Oscillator)> | |
| フリケンシー | 40Hz~10kHz |
| ファインチューニング | ±200cent |
| その他 | VCOレベル LFO depth |
| <NOISE(Noise Generator)> | |
| ノイズレベル | ホワイトノイズ |
| <VCF(Voltage Controlled Filter)> | |
| カットオフフリケンシー | 100Hz~10kHz |
| その他 | レゾナンス LFO depth KYBD CV ADSR depth |
| <VCA(Voltage Controlled Amplifier)> | |
| その他 | イニシャルゲイン LFO depth ADSR depth |
| <ADSR(Envelope Generator)部> | |
| その他 | アタックタイム ディケイタイム サスティンタイム レリーズタイム |
| <LFO(Low Frequency Oscillator)> | |
| フリケンシー | 0.15Hz~25Hz |
| <テスト発振器(Tuning Oscillator)> | |
| テスト発振器 | 440Hz |
| その他 | on/offスイッチ搭載 |
| <出力端子> | |
| Output1 | レベル切替スイッチ:ノーマル/ブースト+8dB マイク端子用出力:1.5mV Aux出力:150mV |
| Output2 | トーン切換スイッチ(ソフト/ハード) オルガン・ギター用出力:200mV |
| <鍵盤(keybord/KYBD)> | |
| 形式 | 32鍵Fスケール(F1~C6) |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 9W |
| 外形寸法 | 幅482x高さ135x奥行341mm |
| 重量 | 4.8kg |
| 付属 | 接続コード(3m、Pin-Pinコード) ダストカバー パッチブック |