オーディオの足跡

PR:Technics/Panasonic/Nationalの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

SH-8075の画像
 解説 

SH-8065をベースに、低域のみの中心周波数、共振峰Q、バンドレベル各々を連続可変できるバリアブルイコライザを追加した左右独立34素子構成により、より綿密な音質調整を可能にしたグラフィックイコライザ。

16Hz~25kHzの帯域を左右それぞれ33分割し、各バンドの中心周波数は、オーディオの基本となる1/3オクターブステップに設定されています。これは、高級スペクトラムアナライザの31バンドに16Hzと25kHzを加えた構成で、33個のスライダーの並びがそのまま周波数特性カーブを描きます。
グラフィックイコライザチェッカーSH-8000と併用する事で、システム全体及び単体コンポーネントの特性の平坦化、リスニングルームの音場補正、好みに合った音作りなどの調整がより正確に行えます。

低域周波数帯域専用のバリアブルイコライザを搭載しています。
中心周波数は20Hz~400Hzの範囲で連続可変が可能で、共振鋭度を表すQ(Bandwidth)も0.7~7の間で連続的に変化させる事が可能です。
このバリアブルイコライザであらかじめ定在波を解消しておけば、1/3オクターブバンドのグラフィックイコライザをより有効に使用できます。
また、小型スピーカーの低域補正や不要超低域を抑制するランブルフィルタとしても利用可能です。

各バンドパスフィルタにはコイルを一切使用せず、低雑音・高スルーレイトのオペアンプICと抵抗、コンデンサにより、インダクタンス(コイル)と同様の特性が得られる半導体インダクタを採用しています。

フィルター回路は、各バンドの周波数特性の共振鋭度(Q)が、バンドレベルコントロールつまみのレベル位置に関係なく一定となるコンスタントQ方式を採用しています。
これにより、各バンドレベルコントロールを大きく上下させた場合同様、微調整を行った場合にも、隣接チャンネルとの相互干渉が少ないイコライジングが可能です。

2台のテープデッキを接続することができ、フロントパネルのスイッチ切換えにより、テープ1⇔テープ2の相互ダビングが可能です。
また、rec outスイッチでイコライジング録音のon/offが選択できます。

34素子の各々のスライダーには、LEDを搭載しており、イコライザカーブを容易に確認できます。

機種の定格
型式 ステレオグラフィックイコライザ
<グラフィックイコライザ部>
周波数特性 5Hz~100kHz -1dB
最大出力電圧 8V(1kHz、THD 0.01%)、(Low Level 150mV)
定格出力電圧 1V
全高調波歪率 0.001%(20Hz~20kHz)
入力感度 1V
SN比(IHF-A) 120dB/2V(114dB/1V)
最大入力電圧 8V(1kHz)、(Low Level 150mV)
入力インピーダンス 47kΩ
出力インピーダンス 600Ω
利得 0±1dB
バンドレベルコントロール ±12dB(34素子、連続可変)
入力レベル切換 150mV/1V
中心周波数 16Hz、20Hz、25Hz、31.5Hz、40Hz、50Hz、63Hz、80Hz
100Hz、125Hz、160Hz、200Hz、250Hz、315Hz、400Hz、
500Hz、630Hz、800Hz、1kHz、1.25kHz、1.6kHz、2kHz
2.5kHz、3.15kHz、4kHz、5kHz、6.3kHz、8kHz、10kHz、
12.5kHz、16kHz、20kHz、25kHz
<バリアブルイコライザ部>
中心周波数 20Hz~400Hz
バンドウィズス(共振峰Q) Q=0.7~7
バンドレベルコントロール ±12dB
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 25W
外形寸法 幅430x高さ153x奥行330mm
重量 6.8kg