Technics EPC-101C
¥65,000(1979年頃)
解説
TTDDを採用したシェル一体形MM型カートリッジ。
            
テクニクスが開発したTTDD(Technics Temperature Defence Damper)を採用しています。これは、一般的に用いられてきたブチル系ゴムに比べ、温度依存性を約1/3に改善しており、しかも優れた粘弾性を持ち、カンチレバーの支持性能に優れたダンパー材となっています。これにより、室内の温度変化による音質変化やトレース性能の劣化が殆どありません。
            
            カンチレバーには、チタニウム・ナイトライド(TiN)テーパパイプを使用しています。
            
            全磁気回路にはHPFを採用しています。
            
            ワンポイントサスペンション方式を採用しており、カンチレバーの根元に円盤状マグネットを置き、これを同じく円盤状ダンパーを介してサスペンションワイヤで支持パイプに取り付けています。
            これにより支点はマグネットのすぐ後ろで明確に一点化し、カンチレバーの前後変化による混変調歪の発生や、針先からみた等価質量の増加による高域特性の劣化を防いでいます。
			
機種の定格
| 型式 | MM型カートリッジ | 
| 周波数特性 | 20Hz~10kHz ±0.3dB | 
| 出力電圧 | 1.5mV | 
| チャンネルセパレーション | 25dB(1kHz) | 
| 針圧範囲 | 2.0g±0.3g | 
| 針先 | 0.2x0.7mil楕円針 0.15mm角ブロックダイヤチップ  | 
                
| 自重 | 19g(シェル一体形) | 
| 交換針 | EPS-101ED(¥18,000) | 
| 付属 | 実測チャート |