Technics SU-V60
¥64,800(1986年頃)
解説
SE-A100/SU-A200のclassAAテクノロジを搭載したプリメインアンプ。
classAAでは、スイッチング歪・クロスオーバー歪の影響の無い純A級動作の電圧制御アンプと、スピーカーをダイナミックに駆動するための電流ドライブアンプの2種類のアンプをL/R各々に配した、VC-4アンプ構成となっています。
これにより電圧制御アンプは電流供給という重荷から解放され、入力信号に忠実に電圧をコントロールでき、電流ドライブアンプはスピーカー駆動に必要な電流を供給し、スピーカーのインピーダンス変動などの悪影響から排除しています。
電源部には、300Aもの瞬間電流供給能力と優れたリニアリティを備える大型トランス及び大容量コンデンサを採用しています。また、独自のコンセントレーテッドパワーブロックにより、出力段と電源部を巧妙な構成で一体化することで、電磁輻射による高域歪を解消しています。
録音ソースを独立して選択できるレックモードセレクターを搭載しています。
CDダイレクト機能を搭載しており、インプットセレクタを介さずダイレクトにボリュームに接続することが可能です。
フォノイコライザ部はMC基本設計のハイゲインタイプとなっており、超ローノイズFET採用の初段増幅器と、高耐圧・高スルーレイトオペアンプを組合わせたICL構成となっています。
大型金属脚を採用しており、外部振動による悪影響を抑えています。
機種の定格
| 型式 | インテグレーテッドアンプ |
| 実効出力(20Hz~20kHz) | 100W+100W(6Ω、0.004%) |
| 全高調波歪率 | 0.002%(定格出力-3dB、20Hz~20kHz) |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz +0 -0.2dB 5Hz~120kHz +0 -3dB |
| SN比 | 100dB(IHF'66) |
| ダンピングファクター | 60(8Ω) |
| 負荷インピーダンス | main or remote:6Ω~16Ω main and remote:12Ω~16Ω |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:170μV/220Ω Tuner、Aux、Tape:150mV/22kΩ |
| Phono SN比 | MM:86dB(2.5mV入力) MC:68dB(250μV入力) |
| Phono周波数特性 | 30Hz~15kHz、RIAA±0.8dB |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(20kHz) |
| ラウドネスコントロール(VR-30dB) | +9dB(50Hz) |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 200W |
| 外形寸法 | 幅430x高さ116x奥行340mm |
| 重量 | 8.5kg |