Technics SU-C01
¥50,000(1979年頃)
解説
MCカートリッジ用のプリ・プリアンプを内蔵したステレオプリアンプ。
MCプリ・プリアンプの初段は、ローノイズトランジスタをコンプリメンタリ・プッシュプルで構成しており、低雑音、低歪、低出力インピーダンスを実現しています。
フォノイコライザ部の初段には、新開発のローノイズトランジスタを採用しています。これを歪レベルが最低となるような動作電流が選べるカレントミラー負荷の差動増幅器とすることでSN比を改善しています。
また、イコライザ素子に偏差±1%以内の金属被膜抵抗と、±2%以内のポリプロピレンコンデンサを採用し、優れた特性を得ています。
トーンコントロールには、中点でトーンコントロール素子が信号経路から外れるタイプを採用しています。このモードでは周波数特性はフラットとなります。また、回路は低雑音ICで構成されています。
パワートランスは、磁気シールド効果に優れた鉄製ケースに収納しています。また、定電圧回路にもローノイズ型ツェナーダイオードを使用するなど、電源ラインに発生するノイズを極少化し、低雑音設計を徹底しています。
パワーアンプ、チューナーとSU-C01を最短コースで直結するワンタッチコネクションコードが付属しています。
精密仕上げのダイカストキャビネットを採用しています。
サブソニックフィルタを搭載しています。
機種の定格
| 型式 | ステレオプリアンプ |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:100μV/47Ω Tuner、Aux、Tape:150mV/47kΩ |
| 全高調波歪率(20Hz~20kHz) | Phono MM:0.005%(VR -20dB、3V output) Tuner、Aux、Tape:0.003%(VR max、3V output) |
| SN比(IHF-A) | Phono MM:88dB Phono MC:78dB(250μV入力時) Tuner、Aux、Tape:100dB |
| 周波数特性 | Phono MM、MC:20Hz~20kHz、RIAA偏差 ±0.2dB Tuner、Aux、Tape:20Hz~20kHz +0 -0.05dB 2Hz~250kHz +0 -3dB |
| Phono最大許容入力 (1kHz、RMS) |
Phono MM:200mV Phono MC:8mV |
| 定格出力 | Output:1V(定格)、7V(最大) Rec out:150mV |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(20kHz) |
| サブソニックフィルター | 30Hz、-12dB/oct |
| ハイフィルター | 7kHz、-6dB/oct |
| ラウドネスコントロール(-30dB) | +6dB(100Hz) |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 8W |
| 外形寸法 | 幅297x高さ49x奥行241mm |
| 重量 | 3.0kg |