Technics SU-A6MK2
¥100,000(1983年発売)
解説
ワイドDレンジ設計のコントロールアンプ。
イコライザ部には、パラレルFET差動でMC基本設計の低雑音ICLイコライザ回路を搭載しています。
実用SN比を大きく改善する新開発ワイドダイナミックレンジボリュームを採用しており、低インピーダンスボリュームと高性能ドライブアンプを組み合わせることで、抵抗変化によるSN比の劣化を防止しています。
SEPPバッファアンプを搭載することで2Ωの低出力インピーダンスを実現しており、パワーアンプをリモート設置する場合のシールド線による高域劣化がありません。
入力セレクタ用電子スイッチに、新開発のオーディオ専用低歪LSIを採用しています。これにより従来に比べ20dB近くの歪改善に成功しており、しかもオーディオ信号用と映像信号用とを、プリント基板上でセパレートすることができ、オーディオ信号のクオリティ劣化を防げています。
video/aux1、TV/aux2、tape2/VTR、tape3/DAtapeの4系統の入力端子に映像入力端子を併設し、入力セレクタにより映像も切換えできます。
フロント/リア端子を切換え使用できるvideo/aux1入力を搭載しています。
3台のデッキを使えるrecセレクタ&テープモニタースイッチを搭載しています。
スーパーバス、スーパートレブルを備え、より効果的な音声補正を可能にする独自のシェルビングコントロールを搭載しています。
サブソニックフィルタやオーディオミューティングなどのコントロール機能を搭載しています。
コンピューターコントロール端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオDCコントロールアンプ |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:100μv/220Ω Tuner、CD、video/aux1、TV/aux2、tape3/DA/processor:150mV/47kΩ |
全高調波歪率 (20Hz~20kHz) |
Tuner、CD、video/aux1、TV/aux2、tape3/DA/processor:0.002% Phono MM:0.002%(VR max、3V output) Phono MC:0.003%(VR max、3V output) |
SN比(IHF-A) | Phono MM:90dB(2.5mV入力) Phono MC:75dB(250μV入力) Tuner、CD、video/aux1、TV/aux2、tape3/DA/processor:106dB |
周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz、RIAA ±0.2dB Phono MC:20Hz~100kHz、RIAA ±0.5dB Tuner、CD、video/aux1、TV/aux2、tape3/DA/processor:20Hz~20kHz +0 -0.1dB 0.5Hz~200kHz +0 -3dB |
最大許容入力 | Phono MM:160mV(1kHz、RMS) |
シェルビングトーン | super bass:0~+10dB(30Hz) bass:±5dB(50Hz) treble:±5dB(20kHz) super treble:±10dB(50kHz) |
ターンオーバ周波数 | super bass:75Hz、150Hz(+12dB/oct) bass:500Hz treble:2kHz super treble:8kHz |
フィルタ | サブソニックフィルタ:20Hz、-12dB/oct |
出力電圧/インピーダンス | rec out:150mV pre out:2V/2Ω(定格)、8V/2Ω(最大) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 13W |
外形寸法 | 幅430x高さ98x奥行360mm |
重量 | 5.6kg |