Technics SE-A3MK2
¥500,000(1983年発売)
解説
コンピュータードライブを搭載したニュークラスAステレオパワーアンプ。
コンピュータードライブ回路を搭載しており、信号系のバイアスコントロールにマイコンを導入することで、出力段の過渡的歪をリアルタイムに解消し、ハイパワー低歪率を実現しています。
コンセントレーテッドパワーブロックを搭載しており、出力段と電源部を巧妙な構造で一体化することで、高域歪の原因となる電磁輻射を解消しています。
電源部に各チャンネルごとに400VAのトランス、22,000μF(105V)の大容量コンデンサ2基を搭載した完全モノラルコンストラクションにより、両チャンネル間の干渉を抑えています。
終段にはPc200Wの高耐圧トランジスタを4パラ接続で用いた、4段ダーリントン構成となっており、ハイパワーを実現しています。
瞬時応答の高精度・大型ピークパワーメーターを搭載しており、0.0001Wの微小出力から1Wまでをメーターレンジ切換えなしに直読可能です。
コンピューター制御を純電子式保護回路にも活用し、安全性を高めています。
機種の定格
| 型式 | ステレオDCパワーアンプ |
| 実効出力 | 300W+300W(8Ω、20Hz~20kHz、0.002%) |
| 全高調波歪率 | 0.001%以下(20Hz~20kHz、定格出力-3dB) |
| TIM | 測定不能 |
| 出力帯域幅 | 5Hz~100kHz(THD 0.007%) |
| 周波数特性 | DC~20kHz +0 -0.1dB DC~300kHz +0 -3dB |
| SN比(IHF-A) | 125dB |
| 残留雑音 | 0.15mV以下 |
| ダンピングファクター | 120(8Ω) |
| 負荷インピーダンス | main or remote:4Ω~16Ω main + remote:8Ω~16Ω |
| 入力感度/インピーダンス | 1V/47kΩ |
| 出力メーター指示範囲 | -60dB~+5dB 0.0001W~1kW(8Ω) |
| メーター指示精度 | ±1dB(-40dB未満、10Hz~10kHz) ±1dB(-40dB以上、10Hz~20kHz) |
| アタックタイム | 50μsec |
| リカバリータイム | 750msec(0dB→-20dB) |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 485W |
| 外形寸法 | 幅430x高さ208x奥行507mm |
| 重量 | 39kg |