Technics SE-9060(60A)
¥85,000(1977年頃)
解説
回路技術の粋をつくし、どこまで高性能が追求できるか極限に挑戦したステレオパワーアンプ。
50W出力時で0.27%の裸特性を実現しています。これに、さらにNFをかけ、測定不能と言えるほどの特性の向上を図っています。
初段は低雑音で高ゲインが得られるカレントミラー負荷の差動増幅回路、電圧増幅段は歪率優先の純抵抗負荷、出力段は余裕のある電流増幅が可能な、3段ダーリントン接続の完全コンプリメンタリSEPP回路で構成されています。
動特性に優れた±6電源構成を採用しており、左右独立2電源方式で電源トランスを2個使用しています。
ミューティングを兼ねた保護回路を搭載しており、ショックノイズを防止しています。
機種の定格
| 型式 | ステレオパワーアンプ |
| 実効出力(両ch駆動) | 70W+70W(8Ω、20Hz~20kHz) 72W+72W(8Ω、1kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.02% |
| 出力帯域幅(両ch駆動、8Ω) | 5Hz~50kHz -3dB |
| 周波数特性 | 3Hz~150kHz +0 -3dB 20Hz~20kHz +0 -0.1dB |
| SN比(IHF-A) | 115B |
| 残留雑音 | 0.2mV |
| ダンピングファクター | 70(8Ω) |
| 入力感度/インピーダンス | 1V/47kΩ |
| 負荷インピーダンス | Main or Remote:4Ω~16Ω Main + Remote:8Ω~16Ω |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 168W |
| 外形寸法 | 幅450x高さ92x奥行380mm |
| 重量 | 10.6kg |