Technics SA-C02
¥79,800(1979年頃)
解説
アンプとクォーツシンセサイザチューナーを一体化したFM/AMステレオチューナアンプ。
チューナー部は、選局同調方式にクォーツシンセサイザ方式を採用し、正確な同調精度を実現しています。
また、FM/AM各6局プリセット選局、ラストワンメモリーなどの機能を搭載しています。
メモリー内容を保護するバッテリーバックアップ機能を搭載しており、電源on/offや不意の停電などによるメモリーの消滅がありません。
受信局の周波数表示をデジタル、アナログ2ウェイで行うデュアルインジケーター方式を採用しています。受信周波数のデジタルディスプレイに加えて横一列に並んだ16個のLEDが受信周波数に対応して次々に点灯し、アナログチューナー感覚を楽しめます。
アンプ部のイコライザ回路に高性能ローノイズICを左右各チャンネル独立で使用しています。
メインアンプ回路には、左右の2チャンネル分をコンパクトに収納したハイブリッドICを採用し、歪の少ないメインアンプ部を構成しています。
電源回路のパワートランスは、放熱効果に優れ、内部振動もよく吸収する特殊XCOコンパウンドフローティング構造を採用しています。これをダブルシールドケースに収納し、有害な磁気放射を抑えています。
機種の定格
| 型式 | FM/AMレシーバー |
| <アンプ部> | |
| 実効出力(両ch駆動) | 20W+20W(8Ω、40Hz~20kHz) |
| 全高調波歪率 | 0.3% |
| SN比(IHF-A) | Phono:79dB Aux、Tape:97dB |
| 周波数特性 | Phono:20Hz~20kHz、RIAA標準カーブ ±0.8dB Aux、Tuner:10Hz~45kHz +0 -3dB |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 76.1MHz~89.9MHz |
| 実用感度 | 10.3dBf(0.9μV、IHF'58) |
| SN比50dB感度 | mono:17.3dBf stereo:40.2dBf |
| 歪率 | mono:0.15% stereo:0.3% |
| SN比 | 70dB |
| 実効選択度 | 60dB |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 531kHz~1602kHz(9kHz step) |
| 実用感度 | 30μV(SN比=20dB) |
| 選択度 | 40dB |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 50W |
| 外形寸法 | 幅297x高さ74x奥行288mm |
| 重量 | 5.2kg(乾電池含まず) |