Technics SA-222
¥79,800(1981年発売)
解説
30W+30Wアンプとクォーツシンセサイザチューナーを一体化したFM/AMステレオチューナーアンプ。
チューナー部には波形伝送特性を重視したクォーツシンセサイザ方式を採用しています。フロントエンドは独自のICによる電子同調回路とジャンクションFETで構成し、IM妨害比排除能力を向上させています。
IF段にはセラミックフィルタを3個使用することで高選択度と低歪率を獲得しています。
リファレンス周波数をオーディオ帯域外の25kHzに設定することで優れた音質を得ています。
独自のスワローインカウンタ方式により、放送帯域内からスプリアス妨害を追放しています。
FM/AM各7局プリセットが可能です。
さらに、オートスキャン/マニュアル切換え、ラストワンメモリーなどの機能を搭載しています。
アンプ部は、2IC、1トランジスタのシンプルな回路構成を採用しています。
イコライザ部にはICを採用した低歪・低雑音設計が採用されています。
2系統のテープ端子を搭載しています。
サブソニックフィルターを搭載しています。
また、トーンコントロールはセンターディフィートタイプを採用しています。
FMミューティングスイッチを搭載しています。
機種の定格
型式 | FM/AMレシーバー |
<アンプ部> | |
実効出力 | 30W+30W(8Ω、20Hz~20kHz) |
全高調波歪率 | 0.04%(20Hz~20kHz、定格出力時) |
ダンピングファクター | 30(8Ω) |
入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/47kΩ Tuner、Aux/TV、Tape:150mV22kΩ |
SN比 | Phono:80dB |
周波数特性 | Phono:RIAA標準カーブ ±0.8dB Tuner、Aux/TV、Tape:5Hz~70kHz -3dB |
トーンコントロール | Bass:±10dB(50Hz) Treble:±10dB(20kHz) |
負荷インピーダンス | main or remote:4Ω~16Ω main + remote:8Ω~16Ω |
<FMチューナー部> | |
受信周波数 | 76.1MHz~89.9MHz |
実用感度(75Ω) | 10.8dBf(1.9μV、IHF'58) |
SN比50dB感度 | stereo:38.3dBf(45μV、IHF'58) |
歪率 | mono:0.15% |
SN比 | mono:75dB |
周波数特性 | 20Hz~15kHz +1 -2dB |
実効選択度 | 70dB |
キャプチャーレシオ | 1.2dB |
イメージ妨害比 | 60dB(83MHz) |
IF妨害比 | 80dB(83MHz) |
スプリアス妨害比 | 80dB(83MHz) |
AM抑圧比 | 55dB |
ステレオセパレーション | 45dB(1kHz) |
アンテナ端子 | 75Ω不平衡型 |
<AMチューナー部> | |
受信周波数 | 522kHz~1611kHz |
実用感度 | 30μV、300μV/m |
選択度 | 55dB |
イメージ妨害比 | 50dB(999kHz) |
IF妨害比 | 40dB(999kHz) |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 98W |
外形寸法 | 幅430x高さ120x奥行300mm |
重量 | 6.5kg |