TEAC S-500R
¥45,000(2台1組、1991年頃)
解説
同軸型スピーカーと低域用ウーファーユニットを搭載したコンパクトサイズのスピーカーシステム。
同軸ユニットには13cmのものを搭載しています。
トゥイーター部はソフトドーム型となっており、テトロンベースに2種類のエマルジョンをコーティングし、微妙なチューニングを施しています。また、ウーファー部はコーン型となっており、ラミネート構造のパルプ系コーンを採用しています。コーン紙には上質の素材カポックを混入することで音楽再生能力を高めてます。
トゥイーター部/ウーファー部ともボイスコイルにOFHC(無酸素銅・4N)線を用いることで伝送特性の向上を図っています。
さらに、トゥイーターユニットは特殊ラバーでカウリングすることえ不要振動を抑えています。
低域には13cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットは6層巻コイルを採用して低域再生能力を改善しており、タンデムに配置することで低域の量感を高めています。
ネットワーク部の電解コンデンサーにはブチルゴム系制振材で特殊ディっピング処理を施し、さらに1mm厚の銅筒で強固に一体化することで不要振動を徹底排除しています。また、コイルには空芯チョークコイルを採用し磁気歪を抑えています。
エンクロージャーは高密度パーチクルボードを用いた、リアダクト・バスレフ方式を採用しています。
また、仕上げはタスマン・メープルの木目調仕上げとなっています。
スピーカーターミナルはバナナプラグにも対応しています。
別売りで天井取付け用の専用ブラケットがありました。
このブラケットはボール・ジョイントによりアングル設定が自在に行えます。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 ・防磁型 |
ユニット | 全帯域用:13cm同軸2ウェイ 低域用:13cmコーン型 |
再生周波数帯域 | 60Hz~20kHz |
クロスオーバー周波数 | 4kHz |
インピーダンス | 6Ω |
定格入力(EIAJ) | 50W |
最大許容入力(EIAJ) | 100W |
出力音圧レベル | 86.5dB/W/m |
内容積 | 約11.6L |
外形寸法 | 幅190x高さ320x奥行303mm |
重量 | 6.8kg |
別売 | 専用ブラケット BK-1(2台1組、¥9,000) |